今回のWBCはプエルトリコ、ベネズエラの多くの選手が保険の制限対象となって出場を〝除外〟され、大きな問題となっている。特にプエルトリコはキャプテンのはずだったリンドアをはじめ、コレア、ベリオス、パガン、カラティニら7選手が保険に加入できずに辞退を余儀なくされ、同国野球連盟は大会撤退まで検討。MLBとMLB選手会が一部選手の審査の変更を求めて保険会社に働きかけていると報じられている。
米メディア「スポーツイラストレイテッド」によると、選手は保険に加入すると、大会でケガをしてシーズン欠場となっても試合数に応じて給与が保証され、無保険なら支払われない。しかし、加入するには健康診断のみならず、過去の負傷の再発の可能性を細かく審査され、ドジャース・ロハスのように開催中に37歳以上となる選手も適用対象外となる。保険加入せずにプレーするとケガをしても給与が減額され、個人負担で別の保険に加入、もしくは出場しない選択肢になるとしている。
ロハスの「なんでラテンアメリカばかりなんだ」の疑問はあるとはいえ、誰しもケガの経験はあり、古傷として再発のリスクを抱える選手もいるはず。侍ジャパンでは二刀流が期待されたドジャース・大谷翔平が大会での登板回避をロバーツ監督が明言したばかりだが、これについても米メディア「ジ・アスレチック」は「昨年6月に投手として復帰したばかりの大谷は登板の許可が下りる可能性が低い、とプロセスに関与した関係者は話している」と保険会社が制限をかけた可能性があるとした。
背景には前回大会のアルトゥーベ(アストロズ)とディアス(ドジャース)の負傷があると見られ、保険料の上昇と審査基準の厳正につながったという。大谷もプロ入り後、右足首、右ヒジ、左肩、左ヒザと計5度の手術を受けており、思わぬところからストップがかかったのかもしれない。












