初のサイ・ヤング賞は確実!? ドジャース・大谷翔平投手(31)にまた一つ大きな勲章が加わりそうだ。

 地元紙「カリフォルニア・ポスト」が29日(日本時間30日)に「大谷翔平のマニアックなまでの精神性が限界の先へと押し上げている」と指摘したもので、〝根拠〟は昨年の最終登板にある。ワールドシリーズ第7戦に中4日で先発した大谷は疲労を隠せず、3回途中5安打3失点で降板。その大谷自身が「悔しかった」と振り返ったことこそが大きいとみている。

 同紙は「いら立ちや怒り、思い通りにいかなかった経験。第7戦の記憶は、さらなる高みへと押し上げる材料になる」。たしかに、これまでにも困難が立ちはだかるたびに乗り越えてきた。プロ入り時では日本球界、エンゼルス移籍時も米球界から二刀流に懐疑的な目を向けられた。しかし、すべて結果で覆し、証明してきた。

 日本で最高の選手となり、メジャー1年目は新人王、2021年には初のMVPにも輝いた。そうした前例もあるだけに、同紙は「多くの人なら『悔しい』と感じて終わってしまうような状況で、大谷は現実の限界を塗り替えるパフォーマンスで応えてきた」と解説した。

「悔しい!」ブルージェイズ打線に捕まった大谷(ロイター)
「悔しい!」ブルージェイズ打線に捕まった大谷(ロイター)

 そんな大谷が最後のマウンドで悔しさを残したということは…。「ロバーツ監督をはじめ、大谷のこれまでの歩みをよく知る人々は、これが何を意味するか分かっている。今年の大谷は、投手として〝怪物〟になる」

 2度目の右ヒジ手術からの完全復活、最終戦で味わった悔しさ、そして31歳というキャリアの最盛期を迎えている大谷は、再び「可能性の限界」を押し広げる原動力を手にしている。