巨人のドラフト1位・竹丸和幸投手(23=鷺宮製作所)が15日にジャイアンツタウンスタジアムで行われた新人合同自主トレ第1クール最終日に参加。1500メートルの持久走では〝竹丸ワールド〟を発揮し、支配下選手では1位の好タイムを記録した。

 冷たい北風が吹き荒れる中、行われたこの日の練習。名物メニューでもある持久走が始まると、苦しげな表情を浮かべながら四苦八苦する選手もいる中、竹丸は表情一つ変えずに疾走。規定の距離を走り終えるとやや疲れ気味な様子を見せたものの、全新人選手の中で2位、支配下選手の中では1位となる6分7秒をマークした。

 竹丸は「久々に走ってすごいしんどかったんですけど、次は6分切れるように頑張りたいなと思います」と淡々。体力に自信はないと明かす左腕だが「だいぶ頑張った方かなと思います」とはにかみながら振り返った。

 単調になりがちな練習メニューだが、寒さを吹き飛ばす熱いデッドヒートも見せた。周回終盤には高卒ルーキーの藤井と激しい競りを展開した竹丸。それでも「自分でペースを変えたくなかったので、ペースを変えずにっていうところで走って…その結果、抜くことになりました」と冷静さを欠かさず、後輩に貫禄を見せつけた。

 マウンド上でもひょうひょうとした立ち振る舞いが目立つポーカーフェースの竹丸だが、どんな時でもペースは乱されない。「試合でもあまり相手に左右されないようにっていうのは考えてやっているので、それが(持久走の)タイムにも出た感じですかね」。

 どれだけ緊迫した場面でも自らのテンポを崩さずに〝竹丸ワールド〟を繰り広げることを心がける鉄仮面ルーキー。この日の持久走で垣間見えた粘り強い精神力を、プロの舞台でも存分に見せつけていく。