「再起動」となるか――。巨人の戸郷翔征投手(25)が14日に宮崎県内にある母校・聖心ウルスラ学園で行っている自主トレを公開した。
寒空の下、ノックやキャッチボールなどで1時間半ほど汗を流した戸郷。ポケットマネーで芝生を寄贈した愛する母校で入念な調整を行うと「昨年はあまりいい成績ではなかったですし、年も変わりましたし、気持ち新たにしっかりいい1年にしていければいいなと思います」と新年の抱負を誓った。
昨季は開幕投手を任されながら不調に苦しみ、二軍落ちも経験。8勝9敗の防御率4・14に終わると「こんなに苦しんだのはプロ入り後初めて」と振り返るなど、大きな壁にぶち当たった1年となった。それだけに「そういう経験をできたからこそ、より自分の良さなどを再確認できた。自分の良さを改めて自主トレで取り戻したり、新しい自分に挑戦していければ一番」ともがき苦しんだ昨季を糧とすることを目標とした。
試行錯誤を繰り返しながら苦闘した2025年シーズン。最後まで本来の「エース・戸郷」の投球が完全に戻ることはなかったが、輝きを取り戻すためには何が必要なのか。チーム関係者の一人は、右腕の1年をこう振り返った。
「戸郷が不調に苦しむ中、首脳陣や先輩、OBなどたくさんの関係者から助言を受けた。戸郷自身はうまく取捨選択していたと思うけど、それでもいろいろな情報で頭の中がパンパンになっていた部分はあるのでは」
続けて同関係者は「オフの放牧期間に頭の中を一度リセットして、本来の投球にマイナーチェンジできれば問題なく復活できるはず。もともとそれだけの力を彼は持っていますから」ともアドバイスを送った。戸郷自身も「今また昔に戻るとかではないですけど、そういう感覚に戻したいなっていうのはあります」と好調時の投球に立ち返る方針を明かしていただけに、心機一転、リスタートを成功させることはできるか。












