巨人の戸郷翔征投手(25)が14日、母校の宮崎・聖心ウルスラ学園高のグラウンドで自主トレーニングを公開。「不安な気持ちとワクワクした気持ちが入り交じる自主トレっていうのは初めて。これでいいのかなって思うことはありますけど、そこに負けてちゃ一軍の勝負っていうのは勝てない」と来季は自分との戦いに勝つことを誓った。

 昨季は4年ぶりの1桁勝利となる8勝に終わり、「軸となる選手がいい成績を出さないことにはジャイアンツもいい順位にいけないと思いますし、そこの責任は感じた」と語った戸郷。自主トレでは、投げて映像チェックのサイクルを繰り返し、「遠投を低い弾道で質のいい球を反復して投げる練習をずっとやってます」と明かした。

 きっかけは球団公式YouTubeに投稿された菅野とのキャッチボールの映像を見直したことだという。「回転の質だったり高さにいいいものがあって、遠投になっても球の強さが僕は変わらないのが武器だと再認識できた」とかつての姿が温故知新となった。一方で菅野の「現状維持は退化」の信条にも共鳴し「進化をしないことにはプロ野球っていう世界では勝ち残っていけないと思います。僕の中では挑戦をしたのでそれも人生のプラスになれば1番」と充電期間に反省と前進を日々を送っている。

 今年の目標を聞かれると「(自己最多の)12勝を超えられなかったので」と迷うことなく15勝を掲げた。200イニング登板も目標に据え「キャンプからいい取り組みができたらと思います」と意気込む。明確なビジョンを胸に戸郷の第2章が幕を開けようとしている。