DeNAは8日に、FA権を行使して西武へ移籍した桑原の人的補償として、古市尊捕手(23)を獲得したと発表。同日に報道陣の取材に応対した相川監督も「肩も強く、スローイングもいい」と期待を寄せた。

 とはいえ同球団は、松尾汐恩(21)、山本祐大(27)、戸柱恭孝(35)と若手、中堅、ベテランにバランス良く有力な捕手を揃えた〝隠れ女房役王国〟。今回の人的補償ではケイ、ジャクソンら有力助っ人の離脱が相次いだ「投手陣の穴を埋めるのではないか?」との見方が強かっただけに周囲からは意外性を持って受け止められた。

 同球団OBの高木豊氏も「キャッチャーを獲るとは思っていなかった」と語る一人。有力若手投手がひしめく西武だが、DeNAのチーム事情も読み切った上で「ピッチャーは相当ブロック(プロテクト)されていたのではないか?」と自身のYouTubeチャンネルで分析した。

 古市は高松南高から四国IL徳島を経て、2021年育成ドラフトで1位で西武入団。強肩&俊足などの身体能力の高さを買われて23年4月に支配下昇格を果たした「素材型」選手だ。

 高木氏も「守備型の捕手なのかな。とはいえ今季すぐに一軍で使うことはないと思う」と語り、チームの中長期的将来を見据えた補強との見方を示す。「DeNAはやりやすいチームだと思う。人もいいしね。早く馴染んで頑張ってほしい」と古巣の後輩へエールを送った。