日本ハムの新庄剛志監督(53)が新年早々から〝難題〟に直面している。就任5年目を迎えた指揮官は7日、千葉・鎌ケ谷の二軍施設で行われたスタッフ会議に出席。バリ島での長期休暇を終え、約1か月半ぶりに公の場に姿を見せた。

 球場に現れるや、ソフトバンクから移籍した有原航平投手(33)の電撃加入に言及。「(球団に)有原君を取ってもらってね。優勝に近づいたというか。本当にうれしかった。楽しいシーズンになりそうだな、というところですね」と述べ、満面の笑みを浮かべた。そして「エスコン一発目は有原君で行きたい。みんなもそう願っていると思うし」とも続け、開幕2カード目となる3月31日の本拠地開幕戦(対ロッテ)での先発を明言した。

 この予告により、開幕4試合の先発は沢村賞投手の伊藤を筆頭に、北山、達、有原という顔ぶれが固まった。盤石の布陣で開幕ダッシュが期待される一方、指揮官には手放しで喜べない実情もある。それが、先発投手の「渋滞問題」。有原の加入で先発陣が分厚くなったとはいえ、今季再起をかける中堅や飛躍を狙う若手投手の登板機会が激減する可能性も出てくる懸念だ。

 新庄監督は今季について「最初の(シーズン)3か月くらいは中5日で行ってね。で、また休憩をちょっと挟んで」と語り、早々と先発ローテーションを中5日で回す方針を明らかにしている。この場合、残る先発枠は多くて「2」。再起を期す左腕の山崎と加藤貴、昨季開幕投手の金村に加え、昨季8試合5勝無敗の福島やプロ3年目左腕の細野、二刀流の2年目・柴田、台湾人右腕の古林や孫らも控えており、競争は激しさを増す。

 その回避策として複数投手の救援転向を選択肢に入れることを検討しているが、ブルペンも斎藤、田中、柳川、上原を中心に2024年のリーグ最優秀中継ぎ左腕・河野や池田、山本拓らがそろい、島本、菊池といった新戦力も控える。

「結果を出したもんがそのポジションを奪い取ればいい」と語る新庄監督。豪華投手陣をどう使い切るのか、その手腕が今季の鍵を握りそうだ。