新日本プロレス5日大田区大会でIWGPタッグ王者の「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」ことYuto―Ice(28)、OSKAR(27)組が「ワールドタッグリーグ(WTL)」覇者のザック・セイバーJr.(38)、大岩陵平(27)を下してV2とした。

 WTL優勝チームのIWGPタッグ王座挑戦は1月4日の東京ドーム大会で行われるのが通例だが、今年はザック&大岩の希望で、棚橋弘至引退試合(vs オカダ・カズチカ)の翌日となるこの日のメインイベントでの挑戦となった。

 試合は25分を超える大激戦となった。OSKARがザックをナイトメアホールド(チョークスリーパー)でKO状態にするが、鬼気迫る表情の大岩からジャーマンで投げ飛ばされ、Iceもローリングラリアートを食らってしまい、K.O.Bは窮地に陥る。

 それでも復活したOSKARが、大岩をパイルドライバーの体勢にキャッチ。すかさずIceがPKを決めて合体技K.O.B(合体式ツームストーンパイルドライバー)がさく裂。激闘に終止符を打った。

因縁ある大岩陵平(左)にブーツを叩き込むYuto-Ice
因縁ある大岩陵平(左)にブーツを叩き込むYuto-Ice

 試合後リングには海野翔太&上村優也、続いて石井智宏&タイチがリングインし、次期挑戦者として名乗りを上げた。これに対してIceは「本隊同士で仲良しごっこやっとるテメエらでやりあってよ、勝った方が挑戦して来い。褒美として〝プロレスハイ〟を与えてやるよ」と、上から目線で挑戦者決定戦をブチ上げた。

 バックステージでIceは激闘を繰り広げた大岩へ「オメエみてえな育ちのいいボンボンの与えられてきた人間は大嫌いなんだよ」と悪態。しかし「またもうモブに戻んなよ。お前とはライバルかもな、もしかしたら」とその実力を認めていた。

 前日4日東京ドーム大会では以前付け人を務めていた棚橋弘至が引退した。Iceは新世代のレスラーとして「棚橋弘至が引退して、これからどうなるか。プラスのことしか起きねえよ。起こさせねえよ」と前を見据える。最後は「これから新日本プロレスくっそ面白くなるぞ」とファンへメッセージを送り、控室へ引き揚げた。新しい時代が幕を開けた。