ネッシーを52年間にわたり研究してきた〝ネッシー研究の第一人者〟が「すべてニセモノだ」と断定した。ただし、もし考えが間違っていて、ついに神秘的なシー・サーペント(海蛇)を見ることができるのなら「それは大歓迎だ」とも語っている。英紙サンが先日、報じた。
1973年以来、「ロッホ・ネス・プロジェクト」に関わり、現在は実質的に引退しているエイドリアン・シャイン氏(76)は、もはやネッシーは存在しないと考えているという。「目撃情報」とされるものの正体は、船が通過した際にできる航跡など、ごくありふれた現象を人々がそう認識しているにすぎないと考えている。
シャイン氏は「目撃の原因は船の航跡です。ここではそれがコブの連なった形に発達し、人々がよく目にするのはそれなのです。ほかにも現象はあります。ネッシーの長い首のように見えるものは、波のない水面に浮かぶ鳥です」と語る。
またシャイン氏は、この湖が寒冷で魚も少ないことから、生物が生息する環境として適していないとも認めている。
シャイン氏の懐疑心は、かつて〝コブ〟だと思ったものが実は岩だったと知ったことから生まれたという。さらに、古典美術の錯視や誤認など〝だましの技法〟を研究する学者がネス湖を訪れ、ネッシーの有名な写真や描写について説明したことで、その考えは強まったという。
シャイン氏は「それらはすべてニセモノで、彼はその仕組みを見せてくれました」と話す。
それでも、1987年のネス湖全域調査や1994年の調査活動を主導してきた体験はムダではなかったという。
シャイン氏は「本当に楽しい時間を過ごしました。だからこそ、新しい確かな証拠が出てくれたら素晴らしいですね」と締めくくっている。












