女子プロレス「マリーゴールド」のスーパーフライ級王座を保持する〝アイコン〟岩谷麻優(32)が、マーベラスの彩羽匠(32)を撃破しGHC女子王座を初戴冠し2冠王者に輝いた。

 3日の大田区総合体育館大会で実現した注目の因縁対決。IWGP女子王座を約2年間防衛し続けた記録を持つ岩谷は、女子史上初のIWGP&GHCの戴冠歴を持つ選手として新たな歴史をつくるべく、同王座に初挑戦した。

 2020年10月当時スターダムのワールド王座を保持していた岩谷が、彩羽を撃破し防衛した以来約5年3か月ぶりの一騎打ち。両者は一歩も譲らずバチバチと火花を散らしながらぶつかり合う。

 だがトペ・スイシーダを避けられると一気に劣勢に。スタンド席に連れていかれると、強烈なエルボーで吹き飛ばされた岩谷は階段から転げ落ちてしまった。

 彩羽から予告通り〝ボロ雑巾〟にされた岩谷だったが、リングに戻ると覚醒。バカタレキックからのドロップキックで場外に吹き飛ばすと今度こそトペ・スイシーダを決めた。

 試合が15分を過ぎても両者の勢いは衰えず。雪崩式パワーボムを狙われた岩谷は、無理やり雪崩式フランケンシュタイナーで切り返すと大歓声を浴びた。最後は意地を炸裂する彩羽をドラゴンスープレックスホールドで黙らせ、ムーンサルトプレス2連発を投下。完璧な3カウントを奪った。

 快挙を成し遂げた岩谷は「史上初の女子IWGPとGHCを戴冠した、史上最大の、史上初の王者だ!」と絶叫。ファンに感謝を述べると「このベルトと共に今年プロレスラー人生15周年の岩谷麻優が女子プロレスを引っ張っていきます。皆さんこれからもついてきてください」と呼びかけた。

 すると早速リング上に現れた林下詩美から「岩谷麻優、GHC新チャンピオンおめでとう。私そのベルトほしいです」と挑戦を表明された。これに岩谷は「早い…早くない? 詩がこのベルトを狙っているのも知っているし、詩とはすごい試合できるってわかってるけど早くない?」と困惑した様子を見せた。

 それでも引き下がらない詩美に「でも15周年だし、このベルトは実行委員会があるらしいからちょっと置いておいて。詩とシングルマッチやりたいよ。ぜひ、このベルトは置いておいてやりましょう」とただのシングルマッチを提案。少し不満気な詩美も受諾し、24日に後楽園ホールで行われる岩谷の15周年記念興行での一騎打ちが決定的になった。

 最後に岩谷は「マリーゴールド最強!」と叫びリングを下りた。