最上級生が存在感を発揮だ――。第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日に行われ、青学大が史上初となる2度目の総合3連覇を達成。今季は出雲駅伝7位、全日本大学駅伝では3位に終わったが、箱根路で底力を見せつけた。
まさかの滑り出しでも関係なかった。1区はまさかの16位発進も、2区以降の選手が穴をきっちりカバー。山上りの5区ではエース兼主将の黒田朝日(4年)が5位でタスキを受け、前方のランナーを次々と抜き去る。最後には〝山の名探偵〟と称される早大の工藤慎作(3年)を19・2キロ付近で捕らえ、区間新記録の快走を披露。従来の記録を約2分更新する1時間7分16秒の好タイムで往路制覇に貢献した。
この日の復路は6区で1年生の石川浩輝が区間3位の走りで流れをつくると、8区は塩出翔太(4年)が1時間3分45秒の区間新記録でリードを広げる。9区では佐藤有一(4年)が好走を見せ、最後は10区の折田壮太(2年)がトップで大手町のゴールへ飛び込んだ。
かねて原晋監督が「学生スポーツはやっぱり4年生がしっかりしていないと、最後はまとまらない」と話すように、最上級生のパフォーマンスは勝敗のカギを大きく握る。その中で今大会は4年生が4選手出走。黒田、塩出が区間新記録を樹立するなど、大一番で最上級生のプライドを示した。
最上級生に引っ張られ、後輩たちも大舞台で躍動。黄金時代を築き上げた指揮官は今大会前の本紙インタビューで「今回3連覇できたら、その先の4連覇、5連覇もありそうだなと思っている」と語っていた。直近12大会で9度目の総合Vを果たした王者は、まだまだ強くなりそうだ。









