MLBのウインターミーティングで失態続きのメッツが米球界に衝撃を与えた。
10日(日本時間11日)には主砲のピート・アロンソ内野手(31)が5年総額1億5500万ドル(約234億円)でオリオールズに流出。前日9日(同10日)は守護神のエドウィン・ディアス投手(31)がドジャースへの移籍を決め、攻守の要を失ったメッツにとっては踏んだり蹴ったりのオフとなっている。
そのディアスについて、移籍決定から一夜明けたこの日、メッツ側と行われた交渉過程の一部が明るみに出た。MLB公式サイトのアンソニー・ディコモ記者によると「メッツがエドウィン・ディアスに3年総額6600万ドル(一部後払い)を提示し、さらに条件を改善する余地があったと伝えたと聞く。しかし、ディアスはドジャースの3年総額6900万ドルのオファーを選択した」と伝えている。
再契約を持ちかけたメッツとドジャースが提示した契約年数はともに「3年」。金額面では「300万ドル(約4億7000万円)」だけドジャース側が上回っていた。「6900万ドル(約108億円)」からすれば〝300万ドル差〟は微々たるもの。ドジャースから受けたオファーをメッツ側に伝えれば、さらなる好条件を引き出すことも可能だったはずだが、ディアス陣営はメッツを見捨てる形で交渉を打ち切ったことになる。
米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」はディアスに近い関係者の話を総合し「わずかな金額の差はあっても、双方のオファーは比較にならない」と伝え「ディアス陣営はメッツの再提案を検討するほどのプレッシャーを感じなかった」とした。
両球団の最大の違いに挙げたのはディアスにかけるドジャースの覚悟。救援陣の強化は不可欠で、現実的な目標としてワールドシリーズ3連覇を掲げている。同メディアは「ディアスにとって、自分の強みを最大限に生かせる優勝候補チームに加入することは、300万ドルの差よりもはるかに大きな意味があった」という。
V3に大きな戦力を手にしたドジャースと相次ぐ流出劇に見舞われているメッツ。現状の明暗はくっきりと分かれているが、来季はどんな結末を迎えるのか――。










