米フロリダ州でBMWを盗んだ男が警察に対し、「X―MENの命令で盗難車の中にテレポートされた。あなたたち警察が宇宙人から俺を救ってくれた」と言い訳した。そんな常軌を逸した様子が保安官のボディカメラ映像に記録されている。米紙ニューヨーク・ポストが10日、報じた。

 カルビン・ジョンソン容疑者(36)は8日、フロリダ州のオーモンドビーチのバイセンテニアル・パークで鍵がかかったまま放置されていたBMWを盗み、高速道路を時速200キロ以上で爆走した末にクラッシュ。ボルーシア郡保安官事務所によって逮捕された。

 車の持ち主は、犬の散歩で公園を歩いて戻ったところ車がなくなっており、カップホルダーに鍵を置いたままだったと警察に説明した。

 ボルーシア郡保安官事務所がフェイスブックで公開したボディカメラの映像では、血を流して混乱したジョンソン容疑者が「盗んだんじゃない、この車の中にテレポートされたんだ。X―MENの命令に従っていた。どうやって車に乗ったのか分からないんだ。テレポートしたんだ」と繰り返し話している。

 保安官代理が手錠を掛けながら質問を続けると、ジョンソン容疑者は「X―MENがやれと言ったんだ。そんなこと、俺はやらない。誰かが中に入れと言ったんだ。誰かが俺の頭の中にいる。助けてくれてありがとう。どうやって車に入ったのか分からない。お前たちは宇宙人から俺を救ってくれた」と語った。

 事故現場にいた目撃者は「この男は、シートベルトのおかげで命が助かったのだろう」と言っている。

 ジョンソン容疑者は今後、自動車窃盗の重罪および免許停止中の運転で起訴され、治療のため地域の病院に搬送された後、ボルーシア郡支部刑務所へ移送される予定だ。