2年連続でワールドシリーズ(WS)を制覇したドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)がサラリーキャップ制導入について賛成の立場を示した一方で注文をつけた。

 3日(日本時間4日)、米「ニューヨークポスト」紙は「ロバーツ監督はMLBのサラリーキャップ制度を承認したが、一つだけ条件がある」との記事を配信した。

 ロバーツ監督はスポーツ・オン・プライムの「グッド・スポーツ・ウィズ・ケビン・ハート・アンド・ケナン・トンプソン」に出演。「メジャーリーグでの年俸上限(=サラリーキャップ制)の導入には前向きだが、もし導入されるなら年俸の下限も設けてほしいと考えている」と明かした。

 ロバーツ監督は「サラリーキャップ制? 僕はそれでいいんだ。NBAは選手とオーナーの間で収益分配をうまくやってきたと思う。でも、もし上位層の支出を抑えようとするなら、底辺層にもお金を使わせるために底上げする必要があると思う」と訴えた。

 2026年オフにメジャーは労使交渉が予定されている。同記事は「MLBのオーナーらは、MLB選手会と新たな団体交渉協定を話し合う際に、サラリーキャップの導入を期待している可能性が高いが、交渉の大きな障害となる可能性がある」と見通しを記した。

 続けて「WS2年連続優勝のドジャースは、贅沢(ぜいたく)税を含めて年俸が4億ドル(約620億円)前後であることから、球団の年俸上限導入を支持する人々にとって最大の論拠となっている。法外な支出によってドジャースは現代の『悪の帝国』とも呼ばれ、ロバーツ監督はチームの支出に対する批判に反論し、ドジャースがブルワーズを破ってナショナルリーグの優勝を勝ち取った後、『野球を本当に台無しにする』とさえ発言した」とロバーツ監督をドジャース金満野球の象徴とした。

 そのうえで「MLBは北米で唯一、サラリーキャップを設けていないスポーツリーグだが、現行のルールは2026年12月1日に期限切れとなるため、変更される可能性がある」と今後の見通しをつづった。