西武からポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認され、MLBの今オフFA市場で〝目玉物件〟の日本人投手と目されている今井達也(27)が有識者から高評価を与えられている。インド系の米メディア「スポーツキーダ」が伝えたところによると、米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕アナリスト、カイリー・マクダニエル記者が今井を超新星と重ね合わせ、多くのMLB関係者の間でも同調を得ているという。
今井との比較対象として挙げられたのは、今年のワールドシリーズでドジャース打線を大いに苦しめたブルージェイズのスーパールーキー、トレイ・イェサベージ投手(22)。イェサベージは2024年のドラフト1巡目指名からわずか1年強でメジャーに昇格。MLBデビュー戦となった今年9月のレイズ戦で9奪三振、ポストシーズンの地区シリーズ第2戦ではヤンキース相手に「被安打ゼロ・11K」の圧巻投球、さらにワールドシリーズ第5戦ではドジャース打線からルーキー史上最多の12奪三振を奪う歴史的ピッチングを披露した怪物右腕だ。
そんな超新星と今井が「似ている」――。その理由についてマクダニエル氏は、こう指摘する。「イェサベージはフォーシーム、そしてアームサイドに動くスライダー、そしてリーグ最高レベルのスプリッターを持つ。投球パターンが今井と驚くほど共通している」
今井も今季、防御率1・92、WHIP0・89というキャリアハイの数字をたたき出し、178奪三振をマーク。マクダニエル氏が指摘しているようにフォーシームを軸に、鋭く落ちるスプリッターとスライダーを織り交ぜる〝メジャー仕様〟の投球が光った。
リリースポイントや身長は異なるものの打者への攻め方は、ほぼ同型。マクダニエル氏は「来年がルーキーイヤーとなる今井には、イェサベージの新人1年目の成功例をそのまま当てはめられる」と断言するほどだ。
ブルージェイズがイェサベージを軸にワールドシリーズで猛追したのは記憶に新しい。その〝ドジャース泣かせ”のスタイルに今井が酷似しているとなれば、MLB各球団が色めき立つのも当然だ。
ヤンキースは代理人のスコット・ボラス氏側と既に接触するなど今井に強い興味を示しながらも、自軍からFAとなったコディ・ベリンジャー外野手(30)との交渉を優先しているとみられているとはいえ、状況次第では一気に本腰を入れる可能性がある。他にもジャイアンツ、ブレーブス、メッツなど先発投手を必要とする複数球団が水面下で動いているのは、周知の事実だ。
交渉期限は1月2日米国東海岸時間17時(日本時間3日7時)。イェサベージ級の日本人右腕争奪戦は、これからさらに熱を帯びそうだ。












