新日本プロレス24日町田大会「ワールドタッグリーグ(WTL)」Aブロック公式戦で、後藤洋央紀(46)、YOSHI―HASHI(43)の「毘沙門」が高橋裕二郎(44)、チェーズ・オーエンズ(35)組から初勝利を挙げた。団体に「後藤革命」を巻き起こした後藤にとって、2年ぶり4度目のWTL制覇は譲れない。にわかに発生した「後藤革命軍」の来年の野望とは――。

 後藤がオーエンズの猛攻にさらされながらも、パッケージドライバーの体勢に入られたところでYOSHI―HASHIがカット。合体技攻勢で逆転すると消灯で3カウントを奪い「最高の1勝だ。これが毘沙門の本来の姿だ」と豪語した。

チェーズ・オーエンズ(左上)に多彩なコンビ技を連発した後藤洋央紀とYOSHI-HASHI(右)
チェーズ・オーエンズ(左上)に多彩なコンビ技を連発した後藤洋央紀とYOSHI-HASHI(右)

 WTL優勝チームは来年1月4日東京ドーム大会でIWGPタッグ王座(現王者はYuto―Ice&OSKAR)に挑戦するのが通例だ。後藤は今年の1・4ドームの第0試合「ニュージャパンランボー」で、IWGP世界ヘビー級王座の挑戦権を獲得。デビュー22年目にして2月大阪大会で、ザック・セイバーJr.から悲願の団体最高峰王座を奪取し「後藤革命」で団体をもり立てた後藤だけに、現段階で年間最大興行のカードが未定なのは危機感を抱いている。

「このままじゃ、またランボーになってしまって『何も変わってないじゃないか』となってしまう。またドームで振り出しに戻ってしまったら『革命が終わった』と言われても仕方ないので、今回のWTLは背水の陣ですよ」と優勝を義務付けた。

 今年の活躍に付随して結成された「後藤革命軍」も勢力を拡大している。「俺の認識では俺、YOSHI―HASHI、YOH、田口(隆祐)、HANAOKAさん、スターダムの水森由菜さん、参謀としてトチオンガーセブン(注・新潟のローカルヒーロー)、応援団長に書道家の竹内朱莉さん、そして革命タオルを掲げるファンの皆さま…。そこに見習いとして入りたいと言っているのが松本(達哉)ですね」と現状を説明。そして「俺はもう来年、後藤革命軍興行を目標にメンバーを増やしていきたいという野望を持ってますので」と明かした。

「後藤革命軍」のメンバーとした名前が挙がったスターダムの水森由菜
「後藤革命軍」のメンバーとした名前が挙がったスターダムの水森由菜

 後藤とプロモーションで一緒になって革命タオルを掲げただけの水森はスンナリ入れたのに、面と向かって直訴している松本は認められておらず、後藤革命軍への加入条件は何とも不透明だ。

 さらに、自身がエドモンド本田役で出演するハリウッド映画「ストリートファイター」が公開される来年には、後藤革命軍の世界展開も見据えている。同作にはWWEのローマン・レインズや、コーディ・ローデスといった超大物レスラーも出演しているだけに「彼らにも声をかけたいですよね。コーディ・ローデスは試合もしたことあるけど、ローマン・レインズは撮影時期も違っていたから会ったことないのでね。彼らもぜひ、プレミアの時に会えたら勧誘したいと思ってますよ」とニヤリ。尽きぬ野望のためにも、革命の火は絶やさない。