新日本プロレス22日藤沢大会の「ワールドタッグリーグ(WTL)」Bブロック公式戦で、デビッド・フィンレー(32)、高橋ヒロム(35)組がIWGPタッグ王者の「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」ことYuto―Ice(28)、OSKAR(27)組から金星をあげ絶好のスタートを切った。
フィンレー率いる「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」とヒロム属する「無所属」の共闘によって実現した異色タッグの初戦の相手は、WDの同門でもある現IWGPタッグ王者チーム。以心伝心のK.O.Bと比べ連係面が不安視された2人だったが、フィンレーが場外のOSKARめがけてヒロムをパワーボムで投げつけるなど、型破りなタッグワークで対抗した。
さらにただ一人ジュニアヘビー級のヒロムもIceと激しい打撃戦を展開し、一歩も譲らない。王者組必殺の合体技K.O.Bも逃れると、OSKARを場外へと転落させる。そして自軍コーナーに戻るとフィンレーが背中を叩いてタッチが成立した。
試合権が移ったことに気付かなかったIceに、ヒロムがAMBITION(正拳突き)からのCruella(低空シングルドロップキック)を浴びてカバーされたものの、もちろんこれは無効でレフェリーのカウントは入らない。そのスキに飛び込んだフィンレーがIceを丸め込み、電光石火の3カウントを奪ってみせた。
なお21日にはノア仙台大会で「ノアジュニアGP2025」を制したヒロムはシングルマッチ2試合をこなしており、超ハードスケジュールでこの日の大会に臨んでいた。疲労と甚大なダメージから試合後のリング上では倒れこんだままだったが、フィンレーは上機嫌でマイクを向け質問を連発。何を聞いてもうめき声しか返ってこないなかで「これまでタッグを組んだ中で一番好きなのは? …そうか、外道か。今年のWTLを優勝するのは? …フィンレーとヒロムだとさ! さあヒロム、会場の人たちに伝えたいことは? …彼は『頑張ります!』と言っているぞ!」と、勝利者インタビューを捏造した。
結局ヒロムはフィンレーに抱えられながら退場し、バックステージでは数分間動けず。何とか這って控室へ消えていった。初戦で王者組から金星という最高の結果にもかかわらず、何とも不安の残る内容となった…。












