MLBの今オフのFA市場で意外な男が人気を集めている。日本ハム、楽天に在籍したコディ・ポンセ投手(31)だ。

 ポンセは2021年オフにパイレーツから日本ハムに移籍。来日1年目となった22年は3勝5敗に終わったが、そのうちの1勝が8月27日のソフトバンク戦で達成したノーヒットノーランだった。翌23年は4勝5敗で24年に楽天へ移籍。日本での通算成績は39試合に登板し、10勝16敗、防御率4・54だった。

 今季は韓国プロ野球KBOのハンファでプレーし、最多勝タイの17勝1敗、防御率1・89、KBO新記録となる252奪三振の投手3冠を達成。異国での栄冠を武器にメジャー復帰を目指している。

 米メディア「HTHB」は「ポンセは今年のフリーエージェントで注目を集める存在となった。彼は31歳でメジャーでの実績は全くないが、今の投球には目を見張るものがあり、数字もかなり高い。それ以上に彼は高値ではない。KBOから無事に戻ったメリル・ケリーやエリック・フェッドは長期契約や大きな金銭的コミットメントを必要としなかった」と指摘した。

 メジャー復帰1年目にダイヤモンドバックスで13勝をマークしたケリーは2年総額550万ドル(当時のレートで約6億2000万円)、同じく復帰1年目にホワイトソックスで7勝を挙げたフェッドは2年総額1500万ドル(約15億4000万円)と韓国帰りは格安となっており、ポンセに目をつける球団も多いという。

 ポンセは2015年ドラフトで2巡目指名されたブルワーズに入団。20年にメジャーデビューしたが、MLBでの実働は2年間で20試合に先発し、1勝7敗、防御率5・86だった。海を渡った苦労人がアメリカン・ドリームをつかめるか。