女子プロレス「センダイガールズ(仙女)」のワールド王者・橋本千紘(33)が、前人未到の記録を塗り替える。
2015年10月にデビューした橋本は、16日に後楽園で10周年記念大会を開催。立ち見席まで完売し満員札止めとなった。メインでは宿敵のSareeeと同王座をかけて激突。20分を超える激闘の末、王者がオブライトをサク裂させて3カウントを奪った。試合後には涙を流しながらファンへの感謝を述べ、3年以内に日本武道館大会を開催することを約束。大会後、取材に応じた橋本は「あっという間の10年だった気もするし、長かったなっていう気持ちもあって…」と感慨深げな表情を浮かべた。
レスリング出身だった橋本はプロレスに転向してからメキメキと頭角を現し、デビューから1年たった16年10月に同王座を手にした。当時を振り返った橋本は「デビューして1年目で里村(明衣子)さんからこのベルトを取ったけど、チャンピオンとしてのあり方っていうのが自分の中でわからなくて。理想のチャンピオン像へのこだわりも強かったので、そこから3年ぐらいはもがいてダメダメでしたね」。
それでも、仙女を業界盟主にすることがモチベーションだった。「どこの団体にも負けたくなかった。4年前は後楽園で今日の3分の1のお客さんしかいない中でタイトルマッチをやって、試合後に『2、3年後満員にしてタイトルマッチをやります』って言ったんです。今日は満員で…地道に続けていくことが大事なんだなと思いました」と吐露した。
同王座の最多防衛記録は自身が樹立した「V5」。この記録を塗り替えるのはもちろん、さらなる高みを目指す怪物は、現在も日本記録として残るPWF世界ヘビー級王者としてジャイアント馬場が樹立した「V38」超えを目指す。「日本武道館までは、私がベルトを持って行かないといけないと思ってます。歴史を動かすようなことを成し遂げたいので、馬場さんの記録を塗り替えたいです!」と意気込んだ。怪物の見せる11年目の景色に期待が高まる。













