【核心直撃・細川成也インタビュー(1)】今や押しも押されもせぬ中日の主砲に成長したのが細川成也外野手(27)だ。今季はケガによる約1か月半の離脱がありながら、3年連続20本塁打超えを達成した。頼れる竜の4番をドラゴンズ応援大使のSKE48・熊崎晴香(28)が直撃。今季のベスト・ホームラン、そして来年からバンテリンドームに導入される「ホームランウイング」についての思いを聞いた。
熊崎 今季は108試合に出場して打率2割5分6厘、20本塁打、58打点という成績でした。振り返ってみていかがですか
細川 なんとか20本は打てたなっていうので最低限、最低ラインはクリアできたんですけど、やっぱり離脱した期間があるので。そこの部分でちょっと悔しいなっていう思いはありますね。
熊崎 ケガをして約1か月半の離脱期間がありながらの20本塁打はすごいです
細川 今年の目標としては30本、そしてもっと上の数字を目指していたのでキャリアハイができなかった。それでもいい意味でプラスになった部分もあるので、今年1年もまたいい勉強になったなと思います。
熊崎 細川選手は右ハムストリングのコンディション不良で5月6日に登録抹消され、6月19日のオリックス戦から戦線復帰しましたが、復帰後は打率がすごくアップしました。休んでいた間に何か変わったことはあったのですか(※戦線離脱前は打率1割9分1厘、2本塁打、6打点だったが復帰後は打率2割7分7厘、18本塁打、51打点)
細川 まあ、ぶっちゃけた話、開幕から足の状態がちょっと良くなかったんです。開幕2戦目の時にちょっと怪しい雰囲気があったんですけど、我慢してやっていた。僕自身、(打席で)足を上げたりする中で、前半戦はやりたい動きがあまりはまらなかったというか、感覚的にはこういう動きをしていたのに、ちょっと違うなっていう部分が前半戦は結構あったので、やっぱり成績もついてこなかった。もがいてもがいてやっている中で5月にケガがあって、まずはしっかり治して体をリセットさせてからやろうと考えました。ちょっと良くなってきて、バットが振れるようになってから、自分の中でゼロの状態から感覚を取り戻すために振り込んでいくと、ちょっとずついい感覚が出てきて、これだったらいけるかもしれないというのが出てきたと思います。
熊崎 リセットしたことで自分に合った形をまた見つけられた
細川 去年のいい時じゃないですけど、いい時の感覚がちょっとずつ出てきたんじゃないかなっていうのはありました。
熊崎 復帰後はチャンスでの勝負強さが目立ってたと思うんですけど、メンタル的にもかなり変わった部分はありましたか
細川 チャンスの場面で考えすぎても良くなかったですし、ここ2年やって今年は(中日で)3年目ですけど、ピッチャーが自分に対してどういう配球をしてくるかというのは試合前にしっかりおさらいして、去年よりもちょっと考えて打席に立つようにしていました。ある意味、しっかり自分の中で決めたボールを打ちに行く勝負ができたんじゃないかなっていうのはありました。
熊崎 打席に入った時の冷静さが増していった
細川 そうですね。去年も考えてたんですけど、より一層こんな感じで打ったらいいかなとか、この変化球だったらこういう感じで打ってみたらどうかなとか。そういうことが去年よりもまたプラスアルファで出てきた感じです。
熊崎 ちなみに今季、印象に残っているシーンはありましたか
細川 ライデル(マルティネス=巨人)から(ホームランを)打てたのは2本ともうれしかったです。同点とか、ここで一発というところで打てた2本は僕の中でも印象的だったのでそれが一番かな。(※細川は7月9日の巨人戦=福島で、零封負け寸前の9回二死二、三塁の場面でマルティネスから起死回生の逆転3ラン。7月31日にホームで行われた同カードでも2点ビハインドの9回無死二塁の場面でマルティネスから同点弾を放ち2試合とも逆転勝利を呼び込んだ)
熊崎 福島での逆転3ランのときは打席ではどういう気持ちだったんですか
細川 いや、もう、来る球に対してしっかり入っていくしかないと思ってたので。みんながつないでくれたチャンスでしたし、なんとかしないとっていう思いで打席に入っていました。
熊崎 今季はマルティネス投手から打っているという印象が強かったです
細川 ライデルと言ったらやっぱりいいピッチャーですし、出てくると〝うわー〟っていう気持ちもありますけど、その中でこういうピッチャーから打てたら自分的にはプラスになる。打てたらめちゃくちゃうれしいので、僕自身も〝絶対に打つぞ〟っていう気持ちは変えずにやってました。
熊崎 今季のドラゴンズは3年連続最下位から4位に浮上。9月中旬まではAクラス争いを繰り広げていました。今季のチームを振り返ってどう感じていますか
細川 そうですね。ただBクラスには変わりはないので。僕自身もケガで離脱した期間はありますし、ずっと1年間一軍にいたというわけでもないのですが、若い選手も出てきています。その中でシーズンを重ねると、1年ごとに成長した部分はみんなあると思う。それが僕も含めて出てきているから順位も上がってきてるんじゃないかな、というふうには思います。
熊崎 来年優勝やAクラスを狙うためには何が一番必要と考えますか
細川 そこは僕が何か言えることじゃないですけど、僕自身、得点や打点というところにはこだわらないといけないので、そこは僕自身こだわってやっていきたいです。あとは一人ひとりやれることをしっかりやれば勝ちにつながるんじゃないかな、というふうに思います。
熊崎 来年はバンテリンドームにホームランウイングが導入されます。(※外野フェンスの高さは4・8メートルから3・6メートルへ1・2メートル低くなり、本塁から右中間、左中間までの距離は116メートルから110メートルに変更される)。これについてはどう思われますか
細川 野手からしたら絶対うれしいこと。フェンス直撃がホームランになるわけですからね。バンテリンだったら普通にフェンス前で取られている打球も全部入ると思うので、ホームラン数もだいぶ変わると思いますし、ヒットの数も変わると思う。野手としては絶対ついてくれた方がいいなってずっと思っていたのでなんとか来年(ホームランの)本数を増やせるように頑張りたいなと思います。












