中日は8日の広島戦(バンテリン)に延長11回の末、2―3で敗れて5位に転落した。それでも3位・DeNAとはまだ3・5ゲーム差とAクラスには射程圏内だ。ドラゴンズ応援大使のSKE48・熊崎晴香が選手会長の藤嶋健人投手(27)を直撃。13年ぶりのクライマックスシリーズ出場にかける思いに迫った。

 熊崎 藤嶋投手はここまでチームトップの41試合に登板して1勝3敗13ホールド、防御率3・11という成績ですが、自分の投球を振り返っていかがですか。

 藤嶋 満足いくような結果ではないです。試合数を投げられてるなっていうぐらいの感じですね。

 熊崎 でもシーズン初めからフル回転されているじゃないですか。体調維持で気を付けていることはありますか。

 藤嶋 水風呂に結構入るようにします。練習あがりに水風呂に入ったり、試合後に水風呂に入ったり。練習終わってシャワーで汗を流して水風呂にバーッと入って体を冷やしてという感じでやっています。

 熊崎 (体が)ビックリしませんか?

 藤嶋 ビックリしますけど、もうそれが快感になってるんですよ。水風呂に入らないとちょっともう動けないわって感じです。今は(笑い)。

 熊崎 気分転換やリフレッシュ法などは。

 藤嶋 あんまりないですね。名古屋で休みの時は家族で買い物に行ったり。そういうのは休みだなぁみたいな感じはするんですけど。

 熊崎 お子さんはかわいいですか。

 藤嶋 めっちゃかわいいですね。最近はほっぺにチューしてくれるようになってます。昨日の夜はずっと僕の左腕にしがみついて寝てました。

 熊崎 元気もらえますね。

 藤嶋 昨日は打たれてへこんでたんですけど(※この取材は7日行われた。6日の阪神戦で藤嶋は1点リードの8回に2番手として登板するも佐藤輝に同点打を許した)、そうやって一緒に寝てくれるから、ちょっとそこは一瞬、気持ちが楽になりますね。当たり前の日常があることがリフレッシュなのかなと思います。

 熊崎 ステキなお話です。藤嶋選手は今年からドラゴンズの選手会長に就任されました。選手会長として気を付けていることはありますか。

 藤嶋 特にはないんですけど選手からの要望があればそれを球団に伝えようとはしています。

 熊崎 どういった要望があったりしたんですか。

 藤嶋 今年変えたのは(球場内の)水風呂をもうちょっと冷たくしてもらったり、道具の乾燥機を入れてもらったりですね。水風呂といってもこれまではぬるくて、水道水ぐらいの冷たさだったんですが、今は17℃くらいになっています。制氷器もあるのでもっと冷たくしたい時は氷を入れると13、14℃くらいになるんですよ。選手の要望を集めて定期的に球団の方と話をする感じですね。

 熊崎 チームをまとめなきゃみたいなプレッシャーはありませんか。

 藤嶋 それが意外にないんです。今は5位になっちゃっているんですけど(上位と)差がない状況なんでみんなモチベーション高くやれていると思います。

 熊崎 選手会長として中日ドラゴンズというチームのストロングポイントはどんなところだと思いますか。

 藤嶋 やっぱりバンテリンドームは広いのでピッチャーの力で勝っていかなければいけないと思っていて。今は中継ぎ陣がちょっと安定した成績を出せていないので、そこをもう一回ストロングポイントにして、シーズン後半を戦っていけるようにしたい。そしてファンの人がたくさんバンテリンドームに来て応援してくれること。ずっとAクラスにいけていない状況でも熱心に応援してくれる人がたくさんいます。ファンの方が熱く応援してくれる分、勝ったら盛り上がるし、負けたら球場全体が落ち込んじゃう。それは地域密着で応援してくれる人がたくさんいるからこそ起きることだと思う。ファンの人がいっぱい応援してくれるというのが一番強いポイント、一番の強みなんじゃないですかね。

 熊崎 まだAクラスのチャンスが十分あります。どうやって巻き返していきますか。

 藤嶋 やっぱり目の前の試合を必死に取りに行く。先を見ずにワンカード、ワンカードをしっかり戦っていくことが一番大事なんじゃないかなと思っています。

 熊崎 2位から5位まで僅差で争っています。

 藤嶋 そうですね。でもやっぱり感じるのは1位の阪神ですけど、ズバ抜けて勝負強いなっていうのは感じます。他のチームもね、どこがやりづらいとか、やりやすいとかは特にないんですけど、こういう状況だけに、全部のチームが一戦必勝になってくるんで、そこは全部厳しい戦いになると思ってます。

 熊崎 ドラゴンズは2012年を最後にクライマックスシリーズ(CS)に出場していません。

 藤嶋 僕が子供のころなんていつも優勝セールやってましたから。アピタとかイオンとかでいつもドラゴンズの歌が流れていて、常に強かったんですよ。絶対Aクラスにいて強くて。そんなドラゴンズを見て育ったので、自分がいる間にそういったドラゴンズにして僕が小学校の時にしてた思いを、今のドラゴンズファンの子供たちにしてほしいなと思ってます。

 熊崎 改めて個人とチームの目標を教えてください。

 藤嶋 個人としては任された試合はここから全部抑えるぐらいの目標でやっていきたいなと思います。チームとしてはなんとかCSに出たい。一つきっかけがあればもっと強くなるチームだと思うので、そのきっかけをつかむために、まずCSに行きたいと思っています。