今オフ、ポスティングシステムでのメジャー挑戦が正式に容認された西武・今井達也投手(27)が思わぬ形で米国内の反発を買っている。インド系の米メディア「スポーツキーダ」は「日本のエースが〝大谷翔平と山本由伸を超える〟と誓い、ファンが激怒した」と伝え、SNSが炎上状態にあると報じた。

 同記事は今井がMLB移籍を見据える中、メジャーでワールドシリーズMVPに輝いた同い年のドジャース・山本由伸投手(27)に対してライバル心を露わにし「感心している場合ではない。行くからにはワールドチャンピオンにならなければいけない」「選手として〝世界一のピッチャー〟を目指しているのは、おそらく一緒」などと日本のメディアの前で胸の内をさらけ出したことを紹介。こうした強気の発言を踏まえ、同記事は今井がドジャースの大谷翔平投手(31)も競争相手として含め「世界一の存在になりたいと意気込んだ」と論じている。

 これに対し、米ファンの反応は真っ二つ。前出の米メディアは「その自信はすごい!」「挑戦する気持ちは尊敬する」などと称賛する声もあったが、大多数は「生意気すぎる」「ドジャースの王者たちに〝宣戦布告〟か」「まだ実績ゼロなのに何を言っている」と冷ややかな目を向けているとしている。実際にX上では「パドレス向きの性格」「MLBを舐めている」といった賛否両論の投稿が入り乱れている状況だ。

 さらに炎上に拍車をかけているのが、敏腕代理人スコット・ボラス氏の〝セールストーク〟だったという。ボラス氏は今井に関し「彼は山本由伸が成し遂げたことをすべて達成している」と発言。さらに「大きなマーケットで勝てるチームを望んでいる」と豪語したことで、ファンの反発は一気に拡大。「またボラスの売り込みか」「ハイプ(過大評価)で失敗する典型だ」と皮肉る声が続出している。

 今井は11月19日に正式ポスティングされ、45日間の交渉期間に入る予定。報道ではジャイアンツ、メッツが関心を示しているとされるが、現時点でドジャースは今井の獲得に消極的な姿勢と伝えられている。

「世界一の投手」を宣言した男に、早くも吹き荒れる逆風――。海を渡る前から、今井は〝メジャーの洗礼〟を浴びていると言えそうだ。