中日の大野雄大投手(37)が12日、ナゴヤ球場で契約交渉を行い、5000万円アップの1億7000万円(推定)でサインした。今季は中日投手陣トップの11勝(4敗)を挙げ、チームの連敗を8度も止める大活躍。「毎年頑張りたいと思って臨む中で思っていた以上の数字を残すことができた」と充実の表情を浮かべた。
中日は2012年を最後にクライマックスシリーズ(CS)への出場がなく、チームの生え抜き投手としてCSで投げたことがあるのは大野1人だけ。「チームとして2つ順位は上がりましたけど、借金もたくさんありました。もっともっとできたという思いが強いので、みんなで10月に熱い戦いができるようにしたい」と来季の巻き返しにかける思いは強い。
2年前(2023年)の契約更改後の記者会見で大野は「チームとしてはガラッと変わらないと勝てへんやろなと思います。このままいっても多分勝てへんと思いますね。選手が1番やらないといけないんですけど、球団もそうですし、監督、コーチ、みんなが変わらないと、僕は強くはならないと思う」と危機感をあらわにしていた。
だがこの日の会見では「いいふうにいっているんじゃないですかね。若い選手が頑張ってくれている。ベンチにいる選手もたくさん声を出して盛り上げてくれていますし、みんなしっかりと仕事を果たそうと頑張ってくれているのを見て、楽しみなチームになりそうやなと投げてても思います」と語り、チームの成長と逆襲への手ごたえを感じている。
「日本シリーズの解説を2試合して、ソフトバンクと阪神には追いついてないと正直感じた。まずは阪神タイガースにしがみついて、嫌なチームと思われるようにやっていきたい。本当に熱い10月、11月の秋の戦いをできるようにみんなでやっていきたい」。来季で16年目を迎えるベテラン左腕12年以来、14年ぶりとなるCS出場に燃えている。












