追い風にできるか。日本代表・侍ジャパンに選出された五十幡亮汰外野手(26=日本ハム)が宮崎合宿で自らの武器である〝脚〟を生かすべく、新規格「WBCベース」の適応に励んでいる。
強化試合・韓国戦(15、16日=東京ドーム)はNPB公式戦よりも3インチ(約7・62センチ)四方、大きい拡大ベースを採用する。昨年の「第3回プレミア12」同様に井端ジャパンでの五十幡の役どころは、途中出場での守備・代走といったインパクト・プレーヤーとしての期待を担う。中でも50メートル5秒6の自慢の脚を生かした盗塁と、二塁から単打1本で本塁生還を狙える俊足は〝ここ一番〟の飛び道具として、白羽の矢が立つこともありそうだ。
ベースの変更により、一、二塁間の距離は約12インチ(約30・48センチ)短縮された。五十幡も「少し走者有利になる気はしています。より冷静にも、積極的にもなれる。ほんの数センチの差ですが、数秒、数センチが勝負になることってすごくある」とし、相手バッテリーとの紙一重の勝負にはプラスに働くととらえている。
一方で「研究」の必要性を口にしたのが、三塁ベースの回り方。三塁通過時に自らの体を傾斜する角度には、次のように微調整の必要性を説く。
「そこまで違和感は感じないですが(新規格ベースは)ちょっと低く、高さがないように感じる。シーズン中のような強さでパーンと反発をもらって回ることは、少し難しくなる。その辺は踏む位置をしっかり考えてやりたい」
ベースを踏むスペースが大きくなったことで三塁を回る際、自重を生かしてベースを蹴る反発力が若干弱くなったという。所属する日本ハムではシーズン中、二塁から単打1本で本塁生還するために、三本間の白線のすぐ横のファウルゾーンにコーンを設置。これに接触しないよう三塁を蹴り、よりロスなく通過することで本塁でのクロスプレーで上回るための鍛錬を日々行っている。
それだけに、この新ベースは北の大地のスピードスターにとって〝腕〟ならぬ〝脚〟の見せどころ。念願のWBCメンバー入りを果たすべく、次の強化試合では2022年W杯の「三笘の1ミリ」をほうふつとさせる「五十幡の○センチ」で、猛アピールを期す。












