フィーリーズのスーパースター、ブライス・ハーパー内野手(33)が7月にフィラデルフィアを訪問したMLBコミッショナーのマンフレッド氏と口論となった〝事件〟で、ハーパーがマンフレッド氏の部下から恫喝まがいの言葉を浴びせられていたことが分かった。

 マンフレッド氏はサラリーキャップ制(年俸総額の上限制度)導入の推進者と見られ、選手会とは対立する立場。毎年各球場を訪問して選手と会合を行っており、フィリーズともハーパーらを交えて歓談していた。しかし、途中でサラリーキャップ制の話を持ち出すとハーパーが激高。「クラブハウスから出ていけ!」「出ていかない」と口論となり、周囲に緊張が走る一幕があった。

 米ポッドキャスト「エージェント・プロヴォゲーター」の中でエージェントのアラン・ウォルス氏がその場の詳細を明かした。ハーパーがマンフレッド氏を罵倒した後、部下の1人がハーパーに近寄り「二度とコミッショナーにあんなことを言うな。二度と公の場であんな風に彼を侮辱するな。そういう風にして人は溝に落ちていくんだ」と〝恫喝〟したという。

 その後に和解したとされる両者だが、ハーパーのグラウンドでの成績は上がらず、ポストシーズン後にはフロントトップから「エリートレベルではなかった。MLBトップ10人にも入らない」と侮辱され、自尊心を傷つけられた。マンフレッド氏への不遜な態度との関係は謎だが、そこからスーパースターの座が揺らぎ始めたかもしれない。