ドジャース・佐々木朗希投手(24)が山あり谷ありの移籍1年目を終えた。

 先発としては8試合に登板して1勝1敗、防御率4・72。右肩のインピンジメント症候群で負傷者リスト入りし、ブルペン陣の不調もあって復帰した9月下旬以降はリリーフに役割が変更された。そして10月のポストシーズンでも救世主となり、事実上の守護神として3セーブを挙げ、チームのワールドシリーズ連覇に貢献した。

 リリーフへの配置転換は一時的な措置。球団側も将来的なエースになることを期待して獲得しており、ゴームズGMも来季は本来の先発に戻す方針を示している。だが、現状では先発よりも救援の方に適性があるとの指摘も出ている。

 米データサイト「ファングラフス」のエリック・ロンゲンハーゲン氏は7日(日本時間8日)、出演したポッドキャスト「Effectivery Wild」で「おそらく抑え投手になるだろう。無理に聞かれれば、朗希は今後抑え投手になる可能性が高い。その役割が最適だと思う」と私見を述べた。

 その理由について同氏は「なぜなら制球力が満足できるレベルまで向上できるとは考えにくいからだ」と断言。佐々木が160キロを超える直球と抜群の落差を誇るスプリットを強力な武器としていても「彼の速球がシーハンのように生き生きと動けば、(制球)ミスをカバーする余地が生まれる。単なる速球だけでなく、球種特有の動きがあれば多少の制球の乱れも許される」と持論を続けた。

 どんなに直球のスピードが速くても先発として長いイニングを投げる上で、制球ミスをカバーするためには回転も球道がきれいすぎては難しいとの見立てだ。一方、そのままの球質を維持するのであれば「確かな制球力が身についていなければならない」とも…。いずれにせよ、2年目の来季はさらなる進化が求められるようだ。