ドジャース・大谷翔平投手(31)の歴史的活躍が、日本でも米国でもない〝第三国〟にもとどろいた。

「ドジャースネーション」など複数の米メディアによると、メキシコで生まれたばかりの赤ちゃんの名前に大谷の名字がつけられたというのだ。その名も「JESUS OHTANI LOMELI SERRANO(ヘスス・オオタニ・ロメリ・セラーノ)」。同メディアの公式Xがメキシコの国旗や名前が記された出生証明書とみられる画像を引用し、「ドジャースが2度目のワールドシリーズ優勝を果たし、子供に『オオタニ』と名づけた親が現れたようだ」と報じている。

 大谷は今年6月中旬からマウンド復帰し、2シーズンぶりに投打二刀流を再開させた。そのどちらも超一流という漫画の世界を体現し、新たな金字塔を打ち立て続けている。自分の子供も大谷のような存在になってもらいたい――。そんな親心の表れだったのだろう。

「エッセンシャリー・スポーツ」は「大谷翔平の人気は、ドジャースのヒスパニック系ファンの子供に彼の名前をつけるほどの高まりを見せている」と報道。しかも「これは単発の事例ではない」とし、新生児の名前に関する情報サイト「ネームベリー」では「今週だけで『OHTANI』という名前の検索数が1000%増加した」という。つまり、大谷が住んだことがないメキシコ国内に第2、第3の大谷が次々と現れても不思議ではないということだ。

子どものファンにボールを渡す大谷翔平
子どものファンにボールを渡す大谷翔平

 3日(同4日)にロサンゼルスで行われた優勝パレードでは、沿道のファンが「パパ、なぜ僕の名前はヨシ・ミゲル・ヤマモト・パヘス・スミスなの」というドジャースの現役選手の名前をこれでもかと詰め込んだ真偽不明のプラカードを掲げて話題となった。

 米国とメキシコの国境にはトランプ大統領の肝いり政策で、不法移民者の流入を防ぐ目的で巨大な壁が建設されている。しかし、憧れに壁はない。そのうちメキシコだけでなく世界のあちこちが大谷だらけになるかもしれない。