ワールドシリーズ連覇を成し遂げたドジャースのキム・ヘソン内野手(26)が母国・韓国へ帰国した。メジャー1年目からチャンピオンリングを手にしたヒーロー凱旋の場となった仁川国際空港は思わぬ〝騒動〟の現場となり、周囲は騒然――。その詳細について7日、韓国大手メディア「毎日経済新聞」が詳報している。

 数十人のファンが集まり、笑顔で出迎えられたキムは「長い1年でした。良い経験をたくさん積めた」と語りながら帰国インタビューに応じた。だが、その最中に突如として表情が硬くなり、キムが指差した先には1枚の横断幕を掲げる男の姿があった。そこには「キムは名誉毀損で罰金を科され、まもなく家族の〝罰〟を受ける」といった誹謗中傷まがいの不穏な文言が記されていたという。

 これまでも男はキムの父親に借金返済を求めていると主張する人物で、過去にKBO在籍時代にも韓国国内のスタンドから横断幕を掲げ、試合中にたびたび騒動を起こしていた。しかしながら、その主張の真偽は不明だ。この日もすぐさま警備員によって男が取り押さえられたものの、インタビューは一時中断。キムは「もし彼を止めてくれるなら、私も最善を尽くします」と関係者に声をかけ、平静を保とうとした。

 インタビューを再開させたキムは「自分の今季を点数にすると30点」と厳しく自己評価し、その後も続けて「まだ足りない。100点を目指して努力する」と前を向いた。1週間の休息を経て再びトレーニングを開始する予定だという。

 輝かしいメジャー初年度の陰で、突如降りかかった〝横やり〟。それでもキムは決して屈することなく、次のシーズンを静かに見据えている。