ソフトバンクの上沢直之投手(31)が6日にみずほペイペイドームを訪れ、トレーニングに汗を流した。

 ホークス加入1年目となった今季は8月以降に6勝を記録するなど後半戦に状態を上げ12勝6敗、防御率2・74の成績を残し、リーグ連覇に貢献。日本シリーズでも第2戦で6回1失点の好投を見せ、5年ぶりの日本一に貢献した。

 最高の締めくくりで迎えるオフシーズン。それでも上沢に休むという選択肢はなかった。「疲労は残っている感じは特にしない」と、日本シリーズ2日後からウエートトレーニングを開始。「ウエートはやりたくてやっているので、トレーニングしている感じはないです」と涼しい顔で語った。

 どんな時でも目の前のことを全うする。その姿勢はシーズン中から変わらなかった。リーグ優勝が決まった後の10月3日のオリックス戦(みずほペイペイ)は2イニングのみの登板。調整の一環ともとらえられたが、上沢はこの登板に重きを置いた。「全部どの登板も同じメンタリティーで臨むことが大事。そこの浮き沈みがあると野球選手としてのキャリアとしても良くないと思った。(プロを)続けていく上で大事なことかなと」と気持ちに隙間を作ることなく試合に臨んだ。リーグ優勝後でも日本一になった後でも、常にやるべきことをこなす姿勢が表れた。

 来季は、今季の後半戦の投球を基盤として球速アップを図る。「最速を上げないと、平均球速も上がらない。(来季は)最速が出るようにしたい」。今季の最速は152キロ。「とにかく1キロでも2キロでも上がるように。トレーニングで強さを出せればスピードを出せるかなという感じはある」とトレーニングの回数や強度を見直し、日々やることを遂行してさらなるパワーアップを目指す。