女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に属する小波(29)が3日の、スターライト・キッドを破り、ワンダー王座を初戴冠した。

 この日の大田区総合体育館大会で、ここまで6度の防衛に成功してきた王者のキッドに挑戦。今年3月の大田区大会で挑戦した以来、同王者に約8か月ぶり2度目の挑戦となった。

 同じ2015年デビューの同期対決となった試合では、前哨戦からいじめてきたキッドの左腕を徹底的に攻め続け、不敵な笑み。だが、逆にキッドから右脚に集中攻撃を浴びせられ、一進一退の攻防を展開した。

スターライト・キッドの顔面に黒スプレーを噴射する小波
スターライト・キッドの顔面に黒スプレーを噴射する小波

 さらに17分過ぎにはキッドからコーナーからスパニッシュフライ、スター・スープレックス、ムーンサルトプレスと大技を連発された上に、黒虎脚殺で脚を絞り上げられピンチに陥った。それでも仲間のアシストで難を逃れると、レフェリーの目を盗んで黒スプレーを噴射する。

 そこからワンダーのベルトで殴打して一気に流れを奪うと、側頭部にバズソーキックを連発。最後は痛めつけてきたキッドの左腕を絞りに絞り上げ、レフェリーストップ勝ちを奪って見せた。

ベルトを掲げ、感無量の表情の小波
ベルトを掲げ、感無量の表情の小波

 小波は同王座の挑戦は今回が7度目。キャリア初のシングル王座を手にし、目には涙を浮かべ「白の王者になったぞ! ここまですっげえ遠かった。長かった。いろんなヤツに先を越されて、プロレスで報われる日がくるなんて思ってなかった。でも、今ここでこの恋い焦がれた白いベルトの新王者になって大田区に立っているぞ」とベルトを掲げた。

 リングを後にするキッドに向かって「スターライト・キッド、お前はいいライバルだったよ。だけど、お前のその執念も執着もここで終わりだ。白いベルトの新チャンオンとして新しい思い出をこのベルトとともに歩んでいくから」と言い放ち「お前ら、これから私がつくる世界を楽しみに待っておけよ。私はこれからもずっとがむしゃらに突き進んでいく。スターダム、THE END」と不敵な笑みを浮かべ去って行った。