広島は1日、宮崎・日南での秋季キャンプを開始した。見守った新井貴浩監督(48)は「秋はしっかりと鍛えることができるので、追い込んでいきたい」と、朝9時から日没までの8時間以上、ところせましと動きまわり選手の動きに目を光らせた。

 そんななか、投手が投げ込みを行う屋内ブルペンでは、バッターボックスの投手側の位置に、打者の膝元程度の高さで横一線のゴムを張っていた。5レーンある全箇所で投手は直球、変化球ともに、設置されたゴム線より低く投げるよう意識の再徹底を促した。

 菊地原投手コーチは「シーズン中から『ストライク先行』でとは言っているんだけど、そこをもう一歩(進歩させて)、低めへの意識を徹底しましょうと」と意図を明かす。投球練習の段階から低めへの意識を高め、ゴム線の〝下〟を通すコントロールを身につけるべく、各球種を投げ込んでいく模様だ。

 見据えるのは、制球ミスでの痛打の撲滅だ。投手陣は今季、チーム防御率(3・20)、自責点(452)ともにリーグ5位。「やっぱり高い球というか『失投』と言われている球を見返してみたら、直球にしても変化球にしても、高い球が多いというのは出ている」(菊地原コーチ)。

 投手陣は「低めへの制球力向上」が共通課題となりそうだ。