アイツは〝妄想社長〟だ。GLEATが11月3日に行う神奈川・横浜BUNTAI大会で諏訪魔(48)との一騎打ちが正式決定したLIDET UWF世界王者で〝××スタイル〟こと中嶋勝彦(37)がその胸中を語った。2023年に全日本プロレスで3冠ヘビー級王座を巻いてから生まれた因縁は、どこへ向かうか。諏訪魔が再三指摘している「黒幕」の存在についても口を開いた。

 くすぶっていた因縁は9日の後楽園大会で、着火した。メインでエル・リンダマンとのG-REX王座戦に敗れた後、リング下にいた中嶋は諏訪魔から花束で殴られて「なに負けてんだよ、コノヤロー、オイ。やってやるからな!」と宣戦布告を受けたのだ。

 これで横浜での一騎打ちが正式に決定。中嶋は「はっきり言って、時機を逃した戦いだね。急に来て『やってやる』って…。何を言ってるんだ。頭が悪いなあと思ったよ」と話す。諏訪魔には苦々しい記憶があるようで「俺が3冠王者だった時、何度も名を口にしただろ。『タイトルマッチをやろうぜ』と。だけど、諏訪魔は会社に守られて逃げまくった。2年前だよ。あれは何だったんだ」と吐き捨てた。

10・9後楽園で諏訪魔(右)に花束をぶつけられた中嶋勝彦
10・9後楽園で諏訪魔(右)に花束をぶつけられた中嶋勝彦

 一方でリング外では諏訪魔から「黒幕」にコントロールされていると指摘された。今回の襲撃後も「黒幕の〝ロジャー〟に洗脳されたばっかりに、求められているのと違う方向に行ってる」と断じられている。この言葉に中嶋は「そもそも『黒幕』って言葉も、言い出したのは諏訪魔だから。黒幕という〝架空の人物〟を作り出して、自分が被害者代表みたいなことを言い出した。それを今なお言っているんだから、もう…」とあきれたように両手を広げる。

 改めて黒幕とされる人物の存在について「知らないよ。俺はずっと自分の足で歩んできたし、全日本プロレスにも一人でケンカを売りに行ったんだから」と鼻で笑う。さらに諏訪魔はSNSで「これが黒幕ロジャーだ」と画像をアップしたが、中嶋は「仮にその写真が〝ロジャーさん〟という人だったとするよ? だとして、それを誰が知っているの? SNSで関係者なのかどうかも分からない一般人をさらしてさ。やべえことしてるんだよ。アイツ、大丈夫か?」とむしろ心配すらした。

 さらに襲撃の動機を「あれだけ全日本プロレスを荒らしてよ」とした諏訪魔の言葉にも「俺から言わせれば、全日本をグチャグチャに荒らしたのは諏訪魔だから」と反論だ。中嶋は「俺は当時、全日本プロレスを盛り上げるために必死になっていろいろ考えて、福田社長とも『どうしたらよくなるか』って話していたよ。その足を引っ張ったのが諏訪魔だ」と断罪。こうしたことを踏まえ「アイツが言うことは全て抽象的で浅い妄想なんだ。暴走社長じゃなくて妄想社長なんだ」と新たなニックネームを命名した。

 2人の感情が激突することになりそうな一騎打ち。キナ臭さ渦巻く決戦の行方は…。