ノアのGHCヘビー級王座挑戦を控える米国帰りのYOSHIKI INAMURA(稲村愛輝=32)がフルスロットルだ。11月8日の東京・後楽園ホール大会でKENTA(44)に挑むが、勢いは増すばかり。このままトップへと駆け上がれるか。

 稲村は26日の春日部大会で近藤修司とシングルで対戦すると、その巨体から生み出されるパワーで圧倒。開始から5分足らずで必殺のDIS CHARGEを決めて3カウントを奪った。米WWE・NXTでの武者修行からカムバックして以降、白星を重ねる大男は「こんなにフィール・ソー・グッド(気分上々)なことはないですよ。エブリマッチ(毎試合)自分の強みで3カウントを取れているので」と上機嫌だ。

 この調子の英語交じりの言葉は度々、王者からもやゆされているが、稲村は「ミスターKENTAのトーク能力は、皆さん知っての通りハイレベルですから。それでいてイングリッシュ(英語)のレベルも僕よりハイ(上)なんで。だからうまく返してくるのは想像通り…つまりイン・マイ・ヘッドでした」と自らの頭を指さす。

 そればかりか「ミーが用意した土俵にミスターKENTAがライドしてきたのです。土俵といえばSUMO(相撲)。ミーのバックボーンはSUMOですから」と、この展開は思うつぼだとした。

 試合に向けては、ストロングポイントのフィジカルを生かすべく練習に励んでいると胸を張る。さらに「やっぱりミーのボディーに一番マッチ(適合)しているものはジャパニーズライス(日本米)なので。帰国してからはいっぱい食べてボディーメイクをしてますよ。量? ワンデー・ワンショー(1日1升)です」と驚異の食欲で体調を整えていることも明かした。

 稲村は最後にファンに向け「声を出すのって、本当に楽しいですよね。ミーもファンのころ、プロレス会場で声を出してフェイバリットレスラー(お気に入りの選手)を応援するのが楽しかったんです。だから、もしよかったらミーがマイクを持って『バイバイ』って言ったら、皆さんも一緒に『バイバイ』って言ってください。もしそうしてくれたらミーはハッピーです」と呼びかけた。

 武者修行で陽気さを手にした稲村は宣言通り「方舟シップのキャプテン」となるべく突進する。