ドジャースとブルージェイズによるワールドシリーズ(WS)は24日(日本時間25日)にブルージェイズの本拠地トロントで開幕する。開戦前日の23日(同24日)、カナダのマーク・カーニー首相(60)がドナルド・トランプ米大統領(79)に勝敗予想の賭けを申し出たことが明らかになった。米紙「ワシントン・タイムズ」などが報じた。

 32年ぶりにWS進出を果たしたブルージェイズはMLBで唯一、米国以外に本拠地を置く球団。決戦を控え、地元カナダは異常なまでの熱気に包まれ、カーニー首相も興奮が収まらないようだ。

 ブルージェイズが6戦目で制すと予想するカーニー首相はトランプ大統領に賭けを持ちかけたが、返答はないという。「彼は賭けをするのが怖いんだと思う。彼は負けず嫌いです。電話もかかってきません。賭けの件でまだ折り返しも来ていません。だから準備はできています。アメリカと賭ける準備はできています」と取材陣に冗談めかして語った。

 両国は関税をめぐって緊張関係にあり、くしくもこの日、トランプ大統領はカナダとの全ての貿易交渉を打ち切ったとSNSで発表。カナダにとっては大打撃で「カナダを51番目の州になる」と何度も繰り返しているトランプ大統領の米国に対する対抗意識はますます強くなっている。WSは国の威信をかけた戦いになってきそうだ。

 またカーニー首相はドジャース・大谷翔平投手(31)の活躍が日本でも注目されていることにも触れ「この国は興奮しています。世界もこのシリーズに興奮していると思います」と述べた。

緊張状態にあるカナダのカーニー首相(左)とトランプ米大統領(ロイター)
緊張状態にあるカナダのカーニー首相(左)とトランプ米大統領(ロイター)