チャールズ国王の弟アンドルー王子は17日にヨーク公爵の称号などを返上すると発表した。国王と10分間の電話会談で称号を放棄するよう指示されたというが、今後も王室にとって脅威となる可能性があると英紙サンが19日、報じた。
アンドルー王子は、性的虐待罪などで起訴され公判前に自殺した故ジェフリー・エプスタイン元被告との関係や、中国のスパイ容疑者とのつながりなど、多くの疑惑があり、批判されていた。国王はアンドルー王子の長年のスキャンダルに疲弊、激怒しており、抜本的な対策が必要だとアンドルー王子に伝えたという。
しかし王室専門家のフィル・ダンピア氏は、追放された王子が依然として王室に損害を与える可能性を懸念し「もし彼が追い詰められて完全に追放されたら、彼や彼の元妻がまた本を書いたり、反撃を始めたりしないと誰が言えるだろうか?」と指摘した。
アンドルー王子と元妻のサラ・ファーガソンさんは過去に王室に数々の迷惑をかけてきた。同氏は問題のある2人を世間の目から遠ざけ、王室から遠ざけることが、さらなるスキャンダルを防ぐ最善の方法だと説明した。
しかし、ダンピア氏は、王室には王子を処罰し続けるための選択肢がなくなりつつあると語っており、アンドルー王子が報復として王室に損害を与え始める可能性があるとの懸念を示した。
アンドルー王子が性的虐待を告発した故バージニア・ジュフリーさんの汚点を暴くためにロンドン警視庁を動員したとの疑惑について、ロンドン警視庁が捜査を開始したとの最近の発表も懸念材料だと同氏は述べている。
ダンピア氏は「もし彼がアンドルー・マウントバッテン・ウィンザーと名乗り、スイスに住みたいのであれば…関係者全員にとってそれが最善策かもしれない」と語りつつ「ウィリアム皇太子はかなり冷酷な人物になると思います。今朝、アンドルー王子は(将来的な)戴冠式に招待されないのではないかという報道がありました」とも指摘した。
同氏は王室はアンドルー王子や将来起こりうるスキャンダルから距離を置こうとする可能性が高いとしている。












