地区シリーズでドジャースに破れたフィリーズがオフに大激震となるかもしれない。スーパースターのブライス・ハーパー内野手(33)と本塁打王のカイル・シュワバー外野手(32)がチームを離れる可能性が出てきている。

 MVPを2度受賞、オールスター8度出場とチームの顔役だったハーパーだが、今季は2割6分1厘、27本塁打、75打点といずれも昨年を下回り、地区シリーズも4試合で15打数3安打で打点なし。勝負強さを発揮できず、ファンの期待を裏切った。そんなハーパーに球団事業部長のドンブロウスキー氏は「エリートシーズンを送ることができなかった。私は彼が球界トップ10選手に当てはまらないと思う。彼がエリートになれるのか、これから分かる。再び次のレベルに昇格できるのか、その答えは私にはわかりません」などと冷たく言い放っている。

 それに先だって元GMのルーベン・アロマ氏もWIPラジオで「大型契約の1つが変更になるかもしれない」と発言。13年3億3000万ドル(約490億円)の大型契約を結び、残り6年のハーパーのトレードの可能性が浮上した。ヤンキースメディア「ピンストライプネーション」のエステバン・キニョネス氏は「ヤンキースはハーパーとの契約に必死になっている可能性がある。チーム打撃の安定感の欠如が今回も最大の弱点として浮き彫りになった」と記し、左打者の少ないヤンキース打線にフィットすると見ている。

 さらにドジャース・大谷を越える56本塁打を放ったシュワバーもFAで5年総額1億5000万ドル(約221億7000万円)を要求してくると見られ、再契約が厳しい状況にあるという。米メディア「TBOH」では「彼と契約を結ばなければ攻撃力が低下し、フロントは代役を立てる可能性がある。しかし、複数年契約で復帰させるのはリスクが伴う。ロースターには抜本的な改革が必要だ。ドンブロウスキーにとってロースター刷新の絶好の機会だ。それが不可欠だ」と報じている。主砲の2人がそろって放出となるのか。