王者に暗雲だ。ノア16日の後楽園大会で、GHCヘビー級王者・KENTA(44)が、タイトル戦を控えるYOSHIKI INAMURA(稲村愛輝=32)に屈辱の敗北を喫した。
KENTAは11日の両国大会でマサ北宮を下しV2に成功。その試合後、V3戦の相手に名乗りを上げたのが昨年11月から米WWE・NXTへ武者修行に出ていた稲村だ。KENTAは約1年の武者修行から方舟にカムバックした稲村の挑戦を受諾した。
初の前哨戦となったこの日、KENTAは遠藤哲哉と組んで稲村、ハーレム・ルイス(WWE・NXT)と対戦。KENTAは蹴りや掌打など打撃に活路を見出そうとしたが、稲村の規格外のパワーと体格差に苦戦を強いられる展開が続く。最後は無双で叩きつけられてからディスチャージ(ダイビングボディープレス)で圧殺されて3カウントを聞いた。
まさかの完敗にKENTAは「ただのアメリカかぶれじゃないな…。めちゃくちゃ重い」とうなだれる。それでも「けどこのまま終わらないよ。そんなイージーな相手じゃない。まだまだこれからだ…」と前を向いた。
一方、快勝の稲村は「ミスターKENTA! 今日のユー、トゥー・イージーでした」と高笑いだ。さらに「アメリカにかぶれたって、アメリカナイズしたって、いいじゃない! 僕はアメリカで得たエクスペリエンス(経験)をジョークにも冗談にもするつもりもありません。エクスペリエンスをこのリング上で発揮してトップに…いや、この方舟シップのキャプテンになります」と〝イナムラ・イングリッシュ〟をさく裂させる。そして「ファンのみなさん、次のGHCヘビーウェイトチャンピオン、方舟シップのチャンピオンになるYOSHIKI INAMURAをキープ・ウォッチングしてください。サンキューソーマッチ!」と叫び、会場を大興奮させた。












