巨人の阿部慎之助監督(46)が15日に都内にある読売新聞本社を訪れ、山口寿一オーナー(68)に今季の結果を報告した。

 阿部監督の就任2年目となった今季は70勝69敗4引き分けのリーグ3位で終戦。貯金1ではあったが、対阪神は8勝17敗と大きく負け越し、宿敵の首位独走を許す大きな要因となった。12日まで行われたCS・ファーストステージではDeNAに0勝2敗で敗退。下克上はならず終戦となった。

 悲願のリーグ優勝を果たした昨季から一転、苦しい戦いが続いた今季の阿部巨人。指揮官は「(先発投手で)完投(勝利)が1しかないっていう。大勢、マルティネスがいるからそうなってしまうのは仕方ないんですけど」と1年を振り返ると「完投能力がある投手が少ないので、そういう指導もしっかりしていきますと(山口オーナーに)言いました」と来季の巻き返しを誓った。

 さらに阿部監督は、山口オーナーとの話し合いの中で来季に向けた提案をいくつか受けたことを告白。提案の中の1つとして、球団間で業務提携を結ぶ大リーグ・ヤンキースの組織構造などを山口オーナーから説明されると「知らないことが多かった」と刺激を受けたという。

 特に、球団に常設されているメンタルケアラーについては興味を示したようで「ジャッジとか、それがきっかけかは分からないけど良くなったという話をされていた。やっぱり今、SNSでの誹謗中傷とかが多い中で、選手を守る対策としてやってたみたいなんですけど、日本も一緒で酷いからね。球団としてそれは動いてくれると思うので、模索中じゃないですかね」とチームへの導入に前向きな姿勢を示した。

 また、14日に引退会見を行った後輩・長野についても言及。「一番かわいがった後輩の1人」と称すほどの選手の引退ということもあり、「寂しいなと思ったしね。最後も打席に何とか立たせてあげたいと思ったんだけど、立たせられないで終わってしまったっていうのもあったんで、そこがすごく悔いが残っていますね」と胸中を明かした。