MLBのワイルドカードで敗退したパドレスは13日(日本時間14日)、マイク・シルト監督(57)が辞任したと電撃発表した。

 シルト監督は2024年からチームを率い、通算183勝141敗で2年連続でポストシーズン進出を果たした。契約は27年まで2年間残されていたが、まさかの急展開となった。パドレスにはダルビッシュと松井の日本選手2人も在籍。2年連続でシーズン90勝超えを果たしたのはシルト監督が球団史上初めてで、地元紙に「過酷な戦いが精神的、肉体的、そして感情的に大きな負担になった」と退任理由を説明している。

 ただ、チームを軌道に乗せながら任期途中での辞任劇は臆測と波紋を広げている。米スポーツ専門メディア「アスレチック」の名物記者、ケン・ローゼンタール記者は「FOXスポーツ」の番組で「彼(シルト監督)はテキストで決断に満足していると伝えてきたが、深刻な健康問題を抱えていない限り、自分から進んで(パドレスの監督職を)引退するとは考えにくい」と発言した。

 その〝根拠〟について米メディア「クラッチポインツ」は、シルト監督の過去にあると指摘している。「このパターンは彼がセントルイス・カージナルスを去った経緯と酷似している」。プロ経験がなかったシルト監督は18年途中からカージナルスの指揮官に就任し、19年は地区優勝を飾り、最優秀監督に選ばれた。21年まで3年連続でポストシーズン進出を果たしたが、球団側との方向性の食い違いから1年の任期を残して電撃解雇されていた。

 同メディアは「当時も哲学的な相違が原因で突然の退団に至った。この繰り返しでサンディエゴでもフロントの意向が再び左右したのではないかとファンに疑念を抱かせている」と報道。退任なのか解雇なのか…。シルト監督が退団することは確かだが、〝内紛説〟をはじめ今後も尾を引きそうだ。