下克上を狙うオリックスが阪神に悔しさをにじませている。11日から日本ハムとのCSファーストステージ(エスコン)に臨むが、気になるのが阪神の動きだ。

 セ・リーグでぶっちぎりの優勝を果たし、11月22日には大阪・御堂筋でVパレードを行う。自民党新総裁の高市早苗氏(64)も熱狂的な虎党として知られ、大阪府の吉村洋文知事(50)は「パレードにお誘いしようかなと思っています」と呼び掛けるなど盛り上がりを見せている。

 ただ、言うまでもなく大阪はオリックスの本拠地であり、阪神は兵庫。ともにリーグ制覇した2023年は大阪と神戸を交互に行き来する〝ダブルVパレード〟が実現したが、今回はお膝元の兵庫・斎藤元彦知事(47)が警備費用などを理由に実施を見送り、大阪での〝単独開催〟になってしまった。

 ともに関西圏とはいえ、お隣の球団が入り込んでパレードをやられてはさすがにバツが悪く、フロント関係者は「同じ関西だけど、向こうは人気球団なので仕方ない。それに京セラでも主催ゲームをたくさんやってもらっているし…」とため息をつくばかり。しかも3連覇した21年は新型コロナの影響でパレードがなく、22年は御堂筋イベントの一環として実施。オリックスの単独開催はまだないからなおさらだ。

 もはや悔しさを晴らすには日本シリーズでリベンジするしかない。23年の関西ダービーでは3勝4敗で惜敗しただけに「ウチは21年に日本シリーズでヤクルトにやられ、翌年にやり返して日本一になった。阪神にもやり返したい思いはある」(球団関係者)。痛快な下克上を実現し、一矢報いることはできるか。