ロシアのレニングラード州で9月、メタノールが混入された偽造ウオッカを飲んだ19人が死亡した。
ロシア紙イズベスチヤによると、レニングラード州当局が26日、スランツィ地区でアルコール中毒により19人が死亡したと報告した。
最初の被害者は9月5日に医療施設に搬送された。その後、死亡者数が増え、19人になった。うち少なくとも8人からメチルアルコール(メタノール)が検出された。メタノールは、不凍液、洗浄液、染料など、家庭用製品に含まれ、強い毒性がある。酒を密造したのではなく、飲用ではないアルコールを混ぜたから偽造だ。
レニングラード州捜査局は26日に、レニングラード州在住の年金受給者ニコライ・ボイツォフ容疑者(78)と幼稚園の特別支援教師オルガ・ステパノワ容疑者(60)を逮捕したと発表した。その後も販売に関与したとして、さらに8人も逮捕されている。今後も逮捕者は増えそうだ。
一部報道によると、ボイツォフ容疑者のアパートから、空のガラス瓶とプラスチック缶が発見された。ステパノワ容疑者はボイツォフ容疑者に偽造酒を供給し、ボイツォフ容疑者はそれを500mlあたり100ルーブル(約179円)で販売した疑いがある。また、捜査中に1000リットル以上の偽造酒が押収されたことから、当局はさらなる死者が出る可能性を懸念しているという。
ロシアではたびたび密造酒、偽造酒による死亡事件が起きるが、今回はペスコフ報道官がこの問題への関心を高めるために異例のコメントを出した。ロシアの国営通信社タス通信によると、ペスコフ氏が29日、「現状の法律は非常に厳しい。これは異常な事故であり、多数の死傷者を出した悲劇だ。法執行機関は対応に当たっている」と述べている。












