新日本プロレス28日神戸大会でGHCジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム(35)への挑戦が決定した石森太二(42)が、ベルト奪取後の強権発動を予告した。
石森とヒロムの試合は当初、スペシャルシングル戦と発表されていた。しかし24日札幌大会の6人タッグ戦で石森がフォール勝ちを収めると、ヒロムが王座戦への変更を勝手に発表。翌25日には両団体がこれを認め石森の挑戦が正式決定した。ヒロムはノア10月11日両国大会でEitaとのV1戦が発表済みだったが、神戸決戦の勝者が同戦に臨むことになった。
たまったものではないのが石森だ。2018年3月に退団した古巣のベルトに対してこれまで「興味がない」と繰り返し主張していたにもかかわらず、半ば強引に挑戦どころか勝利した場合の防衛戦まで決まってしまった。取材に応じると「勝手に先のことまで発表するなって。俺は『ノアではタイトルマッチはやらない』『新日本でしかやらない』って言っただろ。だからもし俺が勝った場合は、ノアの最初の発表通りヒロムとEitaでスペシャルシングルマッチでも挑戦者決定戦でもやりゃいいんじゃないの?」と不快感をあらわにしつつ、ノア両国大会は完全ボイコットの意思を表明した。
そもそも今回の王座戦がヒロムの暴走で決まったようなもの。ならば自身の主張も認められるべきというのが石森の言い分だ。「ノアにはしばらく上がってないから分かんないけどさ…。王者の一声でコロッと発表済みのタイトルマッチを飛ばしてまで、初防衛戦の相手を変えちゃうんでしょ? そんなに発言力があるんだったら、俺が王者になった時も言い分が通らないとおかしいじゃん。強権発動していいんでしょ? だったらノアには上がらないよって」と持論を展開した。
一連の発言は間違ってもツンデレの類いではない。石森は「だってあれはもう終わったベルトじゃん。俺からしたら過去の団体だし、過去のベルト」と無関心を強調。「むしろ、俺はノア所属末期の時には散々な扱いを受けたけどね。辞めた後にガタガタ言ってるヤツがいたけどさ、恩義は十二分に返したから。旧株式会社プロレスリング・ノアが終わった時点で、もう俺の中では終わってるの!」と、古巣への拒絶反応を示した。
「せいぜいノアの選手はヒロムが勝つことを祈っておけば?って感じだね。ノアファンも今回はヒロムを応援した方がいいよ」と最後まで一歩も譲らなかった石森。実力は本物ながら我の強すぎる他団体のレスラー2人によって争われるGHCジュニアのベルトが、少しだけ不憫に見えてきた…。












