リーグ2位フィニッシュを目指す巨人はDeNAを2・5ゲーム差の3位で追う。レギュラーシーズン残り5試合となる中、G救援陣はフル回転でチームを支えている。

 疲れ知らずの奮投ぶりだ。ここまで8回を任される大勢投手(26)、左のセットアッパー・中川皓太投手(31)がともにチームトップタイの60試合。救援エースの田中瑛斗投手(26)が59試合、守護神のライデル・マルティネス投手(28)が55試合、船迫大雅投手(28)が54試合と計5人の救援投手が50試合以上登板し、正念場の夏を越えてもなお、好投を続けている。

 後半戦は疲れの見えた先発陣が軒並み苦しんだこともあり、救援陣の負担は増加。いつ負傷による戦線離脱があってもおかしくないが、ここまでケガ知らずで腕を振り続けている。

 その要因は何なのか。救援投手の1人は「もちろん、みんな疲れはありますし、多少なりとも体のどこかに〝痛いかゆい〟は抱えていると思いますよ」と前置きしながらも、「各自のケアやトレーナーさんの協力もかなり大きいですが、コーチ陣がギリギリのところでやりくりしてくれているのも理由かもしれないですね」と明かす。

 現在の一軍投手陣ではここまでケラー、船迫らが3連投を経験。勝利の方程式を担う大勢、マルティネスの3連投も既に解禁の方針を採っているだけに、球界内からも投手陣のコンディションを不安視する声も出ているが、前出投手は「〝あがり〟の日をうまく作ってもらっているおかげで、なんとかガス抜きできているんだと思います。ブルペンに入らなければ肩も作らなくていいわけなんで、そこでうまくやりくりしてもらってる感じですね」と実情を明かした。

 想定外なアクシデントや限界を超えた状況下でのプレーを余儀なくされるシーズン終盤。「無事之名馬」と言われる中、巨人の〝鉄腕クインテット〟はこのままシーズンを走り切ることはできるか。