2位DeNAは23日の阪神戦(横浜)を延長12回、今季ハマスタ最長4時間29分の末、2―2で引き分けた。勝てなかったが、2位固めとCSファーストステージ本拠地開催権確保に向けて、〝半歩〟前進である。
三浦監督は「引き分けは引き分けですけどね」と勝ち切れなかったことを悔やみながら、「最後までよく粘ったと思う」と選手たちをねぎらった。
そうした中、さすがの存在感を示したのが、4番サードでスタメン出場した筒香嘉智外野手(33)だ。4番は5日広島戦以来、今季5度目で、早速第1打席でネルソンの147キロ速球を捉え、左翼スタンドへ18号ソロをたたき込んだ。
「アウトコースの強いボールに対して、コンパクトにハードヒットできました」と筒香は自画自賛してニッコリ。三浦監督も「後半戦に入ってだいぶ状態が上がってきて、筒香らしいバッティングになってきましたね」と目を細めていた。
こうなると、CSでの4番起用にも期待が膨らむ。4番の第1候補は基本的にオースティン。ただし右ヒザに故障(膝蓋腱炎)を抱えているため、常時スタメンで出場することは難しい。靍岡賢二郎一軍オフェンスチーフコーチ(38)が、打線の台所事情をこう明かす。
「オースティンを(一軍から)離脱させないためには、3試合、4試合と続いたら休ませる必要がある。そういう時にビシエド、筒香に4番で出てもらっているわけです」
筒香は守備でも、宮崎の穴を埋めるために外野から三塁へコンバート。実は、これも「こちらが無理を言ってお願いしたもの」(同コーチ)だという。
「ちょうど宮崎がいなくなったタイミングで筒香が上がってきたので三塁に回ってもらいました。彼もその気になってしっかり守っているし、率先してマウンドに行っては投手に声をかけている。そういう姿に、若い石上(ショート)、林(セカンド)も引っ張られて、いいコミュニケーションが取れているんです」
これだけ首脳陣の信頼を得ているのなら、筒香がCSで4番を任されることも十分考えられる。
なお、離脱中の牧(左手親指手術)と宮崎(右膝後十字靱帯部分損傷)はすでにファームで打撃練習を再開。三浦監督は「リハビリは順調です」と復調の兆しを感じ取っているようだ。果たして、CSで番長のお眼鏡にかなう4番は誰になるのか。












