広島・末包昇大外野手(29)がプロ4年目にして初めて規定打席をクリアし、2年連続でBクラスに沈んだチームの好材料となっている。
末包は23日の巨人戦(マツダ)に「5番・右翼」で出場。初回、先制の2点適時二塁打を放つなど5―0での勝利に貢献した。
今季は開幕スタメンこそ逃したが、対左投手の先発時を中心に4月までに打率3割台の好成績を残すと、その後は4番で62試合、5番と6番で計40試合に111試合でスタメン出場を果たした。小園、ファビアンに次ぐスタメン起用数で自己最多タイの11本塁打、キャリアハイの62打点を記録した。
名実ともに一軍の主力となれた要因について本人は、「やっぱり一番はケガをしなかったこと。ケガしないことは一番の正義だなと思いました」と語る。もともとヒザに古傷を抱えており、昨季まで110キロを超えていた体重を今季は105キロ前後にまで落として開幕を迎えた。
さらにシーズン中も強化に励んだ。「やっぱり去年までは怖さもあって、妥協していた部分もありました。今年はどういう状態であれ、必ずこれだけはという感じで」。3連戦があれば1日は試合の前後に下半身のトレーニングを取り入れた。さらに「結構、体にもお金をかけました(笑い)」と休養日のたびにマッサージに通い、強化と並行してケアも進めた。その結果、これまでにはなかった感覚を得られたという。
「トレーニングをすることによって、自分でもヒザがいい位置にあるなと感じることができるようになりました。サジ加減は必要になりますけど、少し痛みとか違和感を感じだした時でも、負荷をかけながらヒザをいい位置に戻すという。そういうことができるようになりました」
末包の最大の持ち味は打撃で、今季は多くの項目で過去最高の成績をはじき出した。中心選手としての足場を固めるとともに、自分の体との向き合い方を知ったことが今後のキャリアに大いに生かされそうだ。













