MLB屈指の右腕でサ・ヤング賞最有力と見られるパイレーツのポール・スキーンズ投手(23)が最下位低迷のチームを嘆いている。10勝10敗ながら両リーグトップの防御率2・03、209奪三振(2位)をマークしているスキーンズだが、チームはリーグ中地区を5位カージナルスに大きく引き離されて最下位。チーム打率、得点、本塁打数いずれも地区最下位と、あきれるほどの攻撃力不足を露呈している。

 孤軍奮闘のエースはチームに対し、はがゆい胸の内を明かしている。「何をすべきか学ばず、なぜやりたいことができなかったのかを理解できなければ今年はムダな1年だ。個人としても、チームとしても、組織としても、必要な調整は分かっている。それを実行するだけだ」と米メディア「WTAE」などが伝えた。

 昨オフも大した補強ができず、シーズンも苦戦が続く。借金苦で5月にシェルトン監督が早々に解任し、ケリー監督が引き継いだが、成績浮上はならず、2年連続の最下位。そのためトレードの噂が絶えなかったスキーンズだが、このチームを強くしたい思いはある。

「このロッカーはもっとよくなる余地がある。ただやるしかない。きっと何人かの選手を獲得して、すべてをやり遂げるだろう。今、僕の頭にあるのは『来年に向けて何ができるか』ということだ。これは緊急を要する課題であり、行動に移さないといけない。多くの選手が自分を見つめ、何を改善すべきかを考え、そのための犠牲を払う必要があるだろう。きっと分かる。何が原因なのか。それが何なのかを突き止めるだけだ」。メジャー2年目の弱冠23歳の若者の痛切な訴えをオーナーは心して聞くべきだろう。