7月31日午後6時(日本時間8月1日午前7時)にトレードデッドラインを迎える中、ヤンキースとメッツがパイレーツの先発右腕、ミッチ・ケラー投手(29)をめぐって水面下でつばぜり合いを繰り広げているという。パイレーツの地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」のノア・ハイルズ記者が「メッツは依然として(ケラーに)強い関心を示しており、おそらく最有力候補だろう。ヤンキースも獲得に乗り出していると聞いている」と報じた。

 ケラーはここまで20試合に登板し、3勝10敗、防御率3・48。最下位に低迷するチーム事情もあり、大きく負け越しているが、2023年と24年は2年連続で2桁勝利をマークするなど安定した成績を残しており、トレード市場で注目を集めている。そんな人気右腕の争奪戦はメッツが優位に立っているが、先発陣の補強が急務となっているヤンキースは諦めていないという。

 この報道を受けた米メディア「ファンサイデッド」は「ファン・ソトの獲得争いで再び2位に終わるのを避けるため、ヤンキースはスペンサー・ジョーンズのような手放したくない有望株を手放さなければならないかもしれない」と指摘。24歳の外野手・ジョーンズは〝ジャッジ2世〟と呼ばれるプロスペクト2位の逸材だが、逆転するにはそれほどの代償が生じるという。

「球団もファンも彼を手放すことを喜ぶことはないだろう。痛い思いをするかもしれないが、ヤンキースが他を上回る入札を行うには、それが必要なのかもしれない」と同メディア。果たして〝ソトの悲劇〟は繰り返されるのか、それとも…。ヤンキースの決断から目が離せない。