MLBの2025年シーズンも大詰めを迎え、MVPを巡る論争も過熱してきた。

 ア・リーグでは20日(日本時間21)時点で、両打ちのカル・ローリー捕手(28=マリナーズ)が57本塁打、119打点でトップ。アーロン・ジャッジ外野手(33)は同1位の打率3割2分9厘をはじめ49本塁打(2位)、105打点(5位)と各打撃部門の上位を占めている。

 現役時代は捕手として3度のゴールドグラブ賞(2001、02、06年)に輝いたヤンキースのベンチコーチ、ブラッド・オースマス氏(56)は「MLBネットワークラジオ」に出演し、両雄のMVP争いでジャッジを〝激推し〟した。

 オースマス氏は「元捕手として、カル・ローリーが信じられないほど素晴らしい年を過ごしていることは理解している」と前置きした上で「確かに彼はMVP投票に値する選手だが、私は遠く及ばないと思っている。数日前、アーロン・ジャッジからOPSを180ポイント引けば、カル・ローリーになるという投稿を見た。そしてカル・ローリーからOPSを180ポイント引けば、彼は平均的なメジャーリーガーになるだろう」と説明した。

 ジャッジのOPSはまさに桁外れの1.129。一方のローリーは.947となっているが…。また、ジャッジは名門球団の主将でもあり、OPS以外でも116四球、出塁率4割5分2厘なども1位。右ヒジの負傷によって負傷者リストにも入った影響で145試合の出場で、ローリーは捕手の激務をこなしながら152試合に出場して長打力も発揮している。

 いったい、どちらが今季のア・リーグの〝顔〟にふさわしいのか。今後も議論は続きそうだ。