カーリング女子で2024年日本選手権覇者のSC軽井沢クラブは〝観客席〟で得た学びをプレーに生かした。
22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)、25年日本選手権覇者のフォルティウスとの三つどもえで行われた2026年ミラノ・コルティナ五輪最終予選日本候補決定戦(11~14日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)は1次リーグを首位通過。決勝戦でフォルティウスに敗れるも、堂々たる戦いを披露した。スキップ・上野美優は「最後の1試合も成長のヒントを見逃さないように、一つひとつ拾い集めたい」と語っていたが、有言実行のパフォーマンスで会場を盛り上げた。
日本代表として挑んだ24年世界選手権は3勝9敗で11位。25年日本選手権は1次リーグで姿を消した。チーム状況が苦しい中、韓国で開催された25年世界選手権を現地観戦。再起への手がかりを探った。
「海外のトップチームのコミュニケーションの仕方や、作戦の取り方を実際に見ることができた。あとはアリーナアイスの状況に関する情報を収集できたので、その辺がすごく良かった」。(リード・金井亜翠香)
今季に向けてはカーリング以外の場でも、コミュニケーションを取る機会を増やした。今大会では氷上で各選手が積極的に会話。試合時はサード・上野結生が姉・美優に対して「初めて『気持ちよく投げないでね!』と言った」と独特の表現で言葉をかけるなど、明るいムードで戦い続けた。
五輪出場の可能性は消滅した。ただ、チームの平均年齢は22・8歳。30年にフランス・アルプス地域で実施される五輪へ、貴重な経験になりそうだ。












