米スポーツ専門局ESPNの重鎮記者バスター・オルニー氏のポッドキャスト番組「ベースボール・トゥナイト・ウィズ・バスター・オルニー」は19日(日本時間20日)にドジャースの大谷翔平投手(31)のポストシーズンでのクローザー起用を取り上げた。

 司会のオルニー氏が「今のドジャースはブルペンに課題を抱え、先発ローテの層も薄い。だから(大谷のクローザー起用は)理にかなっている」と切り出すと、ゲストのジェシー・ロジャーズ氏も「試合途中の起用では打撃にも投球にも影響が出るだろう。でも4、5打席を消化した後に出ていく形なら、多少ルーティンに影響はあっても可能だと思った」と賛同した。

 大谷は2度目の右ヒジ手術から投手復帰したばかり。まだ、制限を解除していないにもかかわらず、こんな議論になるのは異例だ。オルニー氏は「誰一人『彼にできないだろう』とは思っていない。これはすごいこと」と強調するとこう続けた。

「僕らの脳はこの選手を理解できない。なぜなら誰の人生においても、ここまで両方をやった選手は誰もいない。しかもこのレベルで。中途半端な二刀流すら前例がない。打撃と投球をともにエリートレベルでやるなんて、僕らの『野球脳』では処理できない。だからただただ圧倒されるんだ」

 メジャー史上初の51本塁打、54奪三振で新たな「50―50」を達成し、野球界の常識を超え続けている大谷。自身2度目のポストシーズンで伝説をつくるのか。